俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第7回「青天の栄一」が3月28日に放送され、吉沢さん扮(ふん)する主人公・渋沢栄一が若き日に詠んだ漢詩が登場した。
ウナギノボリ
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第7回は、老中・阿部(大谷亮平さん)が亡くなり、幕府は大混乱。そんな中、慶喜(草なぎ剛さん)を次期将軍に推す声が日ごとに高まっていく。一方、血洗島では、長七郎(満島真之介さん)が真田(板橋駿谷さん)に勧められ、武者修行のため江戸へ行くことに。栄一(吉沢さん)は、依然、千代(橋本愛さん)とぎくしゃくした関係のままであったが、喜作(高良健吾さん)が千代を嫁にもらいたいと言い出し動揺する。
惇忠(田辺誠一さん)と藍売りに出かけた栄一は、漢詩を詠みながら山道を歩く中で自分の真の思いに気づき、そびえたつ山頂で……という展開だった。
栄一が妙義山に登った際に詠んだ詩は、「一巻の書を肩に険しい峰をよじ登る。やがて谷を歩くも峰をよじ登るもますます深く険しくなり、見たこともないような大きな岩や石が横たわっている。私は青天を衝く勢いで、白雲を突き抜けるほどの勢いで進む!」という内容で、SNSでは「おおタイトル来た~」「早くもタイトル回収ー!」と視聴者は反応。
そのほか「『青天を衝け』とは栄一の詩からの引用であったか…」「よくこんな若い頃の文から番組のタイトルとったな」といった感想や、「山のシーン、映像の美しさに圧倒されました…。ここでタイトル回収は感動するわ」「山頂シーン、険しくも美しい景色と栄一さんの表情に泣かされました」「今回の大河の演出、ほとんど映画」といった声も上がった。
「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。
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