女優の川栄李奈さんが、永野芽郁さん主演の映画「地獄の花園」(関和亮監督、5月公開)に出演することが2月28日、分かった。川栄さんが演じるのは、永野さん扮(ふん)する主人公・直子が勤める会社の営業部を牛耳る佐竹一派を束ねる佐竹紫織。キレると手が付けられないことから通称“狂犬 紫織”の異名でも呼ばれ、会社の完全制覇に向け勢力を伸ばしている。「2度とピラティスに行かせねぇぞ!」というせりふと共に座り込んで“ガンを飛ばして”いるビジュアルも公開された。
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「地獄の花園」は、直子の職場の裏で繰り広げられる、社内の派閥争いをかけた女性社員の“拳”による抗争を描く。ある日、1人の“カリスマヤンキーOL”・蘭(広瀬アリスさん)が中途採用されたことをきっかけに、全国から直子の会社が狙われることになるというストーリー。お笑いタレントのバカリズムさんが脚本を担当する。この度、川栄さんのほか、お笑いトリオ「森三中」の大島美幸さん、松尾諭さん、丸山智己さん、勝村政信さん、遠藤憲一さん、小池栄子さんの出演も発表された。
佐竹一派を含む直子の会社の三大勢力の一つで、製造部を束ねる神田一派の長・神田悦子を大島さん、一部上場企業トムスンの総務部の通称“魔王 赤城”赤城涼子を遠藤さん、赤城率いる精鋭部隊トムスン三銃士の“青い稲妻 妙子”を勝村さん、“下関の虎河豚(ふぐ)麻里”を松尾さん、“七色の拳を持つ女早苗”を丸山さん、“ヤンキーOL”たちの中で都市伝説と恐れあがめられてきた“地上最強”鬼丸麗奈を小池さんがそれぞれ演じる。
川栄さんは「撮影が終わり数カ月たちますが、思い出すだけで笑ってしまうくらい楽しい撮影現場でした。それぞれの個性が強く、ヘアメークや衣装もたくさんこだわりが詰まっているので、細かいところにも注目して見ていただきたいです」とコメント。
初の女性役を演じたという松尾さんは「とりあえずすね毛は全部剃って現場に臨みました」といい、「可愛いのにド迫力な永野芽郁さんや、エンケン(遠藤)さんの吸い込まれるような色気など、とにかく色々度肝を抜かされました。個人的には、かつて夫婦役をした広瀬アリスさんに、バックからすんごいことされたのは一生の思い出となりました」と語った。
遠藤さんは「『バカリズムさん脚本の映画の話がきたよ。女性の役だって』とマネージャーから言われ、女装だろ? と思ったら本当に女性の役だった。台本を読んだら、自分の役の性別がどうあれ関係なくのけぞって笑った。いやー笑った笑った。そして俺の役はとても魅力的な女性の役でした。というか、撮って感じたけど、全員どうにもたまらなく魅力的です」とコメントを寄せた。
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