俳優の西島秀俊さんが、今夏公開される映画「ドライブ・マイ・カー」で主演を務めることが1月25日、分かった。映画は、村上春樹さんの短編小説集「女のいない男たち」(文春文庫)収録の同名小説が原作で、西島さんは舞台俳優で演出家の家福悠介を演じる。
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また、岡田将生さん、三浦透子さん、霧島れいかさんの出演も発表された。岡田さんは物語を大きく動かす俳優の⾼槻耕史、三浦さんはヒロインである、寡黙でありながら芯のあるドライバー・渡利みさき、霧島さんは悠介の妻・音をそれぞれ演じる。
映画は、第77回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した映画「スパイの妻 劇場版」(黒沢清監督)の脚本を手がけた濱口竜介さんが監督と脚本を担当。主人公・家福悠介は、脚本家の妻と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻はある秘密を残したまま突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会ったのは、寡黙なドライバー・渡利みさきだった。みさきは悠介の愛車を運転してくれることになったのだが、家福はみさきと過ごす中で、それまで目を背けていたことに気づかされていく……というストーリー。
西島さんは「村上春樹さんの短編を濱口竜介監督が映画化する。その話を聞いた時、非常に興奮しました。濱口監督による熱のこもった脚本は想像以上に素晴らしく、今を生きる多くの人の心に寄り添う作品になっていると確信しています。初めてご一緒した濱口監督の演出は新鮮で、撮影を重ねる度に新たな発見がありました。美しいロケーションのもと、スタッフ、国を超えて集まったキャスト一丸となって挑んだ作品です。ぜひ完成を楽しみにお待ちください」とコメントを寄せている。
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