女優の松本まりかさんが、田中圭さん主演で10月31日にスタートする連続ドラマ「先生を消す方程式。」(テレビ朝日系)に出演することが6日、明らかになった。松本さんは、主人公・義澤経男(よしざわ・つねお、田中さん)の恋人で高校教師の前野静(まえの・しずか)を演じ、劇中では、義澤と静の甘いシーンも描かれるという。
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ドラマは、田中さん主演で話題となった「おっさんずラブ」シリーズや「M 愛すべき人がいて」などが放送された「土曜ナイトドラマ」枠(土曜午後11時)で放送される。松本さんは、今夏放送された「妖怪シェアハウス」に続き、同枠に2作連続で出演する。
「先生を消す方程式。」は、東大進学率も高い、東京都内の進学校・帝千学園が舞台。成績優秀者がそろう3年D組には、実は大人を追い詰め、壊れていく姿をゲームのように楽しむ生徒が集っていた。新たな担任の義澤は、生徒たちから何をされても“笑顔”で指導を続けるが、やがて生徒たちの行動はエスカレートし、義澤を殺す計画が立てられる……というストーリー。「M 愛すべき人がいて」などの鈴木おさむさんが脚本を担当する。
――タイトルを初めて聞いたとき、どう思いましたか?
素直に怖いと思いました(笑い)。恐ろしい物語の幕開けを予感させますよね。“方程式”というキーワードや、最後に“。”が付いているところに引っかかるものを感じて……。脚本が鈴木おさむさんですから一筋縄ではいかないでしょうし、たくさんの仕掛けがあるだろうな、と思いました。
――脚本を読んだ感想は?
鈴木おさむさんの脚本は面白いのは当然のこと、書かれるものがどんどん研ぎ澄まされていくような気がしています。今回はテンポがとても速く、「そんな大切なところ、まだ見せちゃダメでしょ!」っていう展開を第1、2話でどんどん出していきます。普通ならクライマックスまで引っ張ってもおかしくないものを、ドラマが始まってすぐ出してしまうのは衝撃でした。きっと“手札”をどれだけ見せてしまっても、おさむさんの中にはまだまだたくさんのアイデアがあるのだと思います。
また、一級のエンターテインメント作品でありながら、せりふが哲学的で心に刺さるものがいくつもあり、「先生を消す方程式。」の脚本はまさに“完璧”の一言です。
――前野静はどんなキャラクターですか?
私にとっても静は初めての役柄というか、ポジションの役になります。登場するところから視聴者の皆さんが「え!?」って思うような“仕掛け”があって、「そう来たか!」と驚いていただけると思います。私には“動”のイメージがあるかもしれませんが、静は名前どおり静かな部分もあります。どんなところが静かなのか放送まで楽しみにしていただきたいです。それとデートのシーンも面白いはずです。思いっきり、“甘々”なやりとりをしますので……(笑い)。
――視聴者にメッセージをお願いいたします。
「土曜ナイトドラマ」枠は、これで2作連続の出演になります。「妖怪シェアハウス」では自分なりに考えていた、“松本まりかが演じる役”を超えるキャラクターを演じさせていただき、すごく面白かったし、楽しかったです。静も、女優としてある意味初めて設定に挑戦させていただいています。作品自体、驚きの連続で何が起こるか分かりませんし、静の身にもどんな出来事が待ち受けているのか予想がつきません。とはいえ、「見て損はありません!」ということだけはお伝えします。
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