銀魂 THE FINAL:「バイバイ、銀さん。」 空知英秋の描き下ろしビジュアル ストーリーは「原作のラスト」がベース

劇場版アニメ「銀魂 THE FINAL」の空知英秋さんによる描き下ろしビジュアル(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
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劇場版アニメ「銀魂 THE FINAL」の空知英秋さんによる描き下ろしビジュアル(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

 空知英秋さんの人気マンガが原作のアニメ「銀魂」の完全新作となる劇場版「銀魂 THE FINAL」(2021年1月8日公開)の描き下ろしビジュアルが8月20日、公開された。空知さんが主人公の坂田銀時、志村新八、神楽ら総勢34人のキャラクターを描き下ろし、「バイバイ、銀さん。」というコピーが添えられている。新作劇場版でアニメシリーズが「今度こそ本当に終わる」ことが発表されているが、「原作のラスト」をベースとしたストーリーになることも明らかになった。詳細は今後発表予定で「これまで銀魂を愛してくれたファンの期待も裏切らない、オリジナル要素も盛り込まれる予定」という。

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 公開されたビジュアルは、8月22日から上映予定劇場に順次掲出される。同時配布されるチラシの裏面には、過去の場面写真がちりばめられ、これまでの“謝罪の歴史”を振り返ることができる。

 マンガ「銀魂」の初代編集担当で、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の大西恒平メディア担当編集長のコメントも公開された。大西編集長は、最後の「銀魂」を見届けるために担当として帰ってきたといい、「『ONE PIECE』担当して、編集長にまでなって、出世コースまい進してウハウハだったんですが、なんの因果かこのタイミングで、また最悪の戦場に戻ってきてしまいました……。責任とりたくないよ、怖いよ……」と思いを語った。

 さらに、「最近の空知先生は、連載してないし、コロナだしで、やることないから、筋トレして、禁煙して、規則正しい生活を送って、無駄に長生きしようとしてます」と空知さんの近況を明かした。

 「銀魂」は、天人(あまんと)と呼ばれる異星人に占領された江戸時代を舞台に、何でも屋を営む侍・坂田銀時らが難題を解決する姿を描いたSF時代劇コメディー。マンガは「週刊少年ジャンプ」で2003年12月に連載がスタートした。コミックスの累計発行部数は5500万部以上。テレビアニメ化されたほか、小栗旬さん主演の実写映画もヒットした。

 マンガが「週刊少年ジャンプ」、「ジャンプ GIGA」(集英社)で最終回を迎えられなかったことも話題になった。その後、「銀魂公式アプリ」で“最終回の向こう側(続き)”を配信。2019年6月20日に最終訓に当たる3回目の配信「第七百四訓 天然パーマにロクな奴はいない」が配信され、“三度目の正直”でついに完結となった。

 テレビアニメ第1期が2006~10年、第2期が2011~13年、第3期が2015~16年、第4期が2017~18年に放送された。2010年に劇場版アニメ「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」、2013年に「劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」が公開。今回の新作アニメは劇場版第3作目となる。

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