俳優の伊藤英明さん主演の連続ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」(TBS系、金曜午後10時)の最終第10話が3月20日に放送され、平均視聴率は9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。
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10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
ドラマは、マンガ誌「ビッグコミック」増刊号(小学館)で連載中のこやす珠世さんの同名マンガが原作。伊藤さん扮(ふん)する、僧侶でありながら救命救急医という「僧医」松本照円(しょうえん、照之)の活躍を描いた。
最終話には谷花音さんがゲスト出演。通り魔事件が発生し、松本ら救命救急センターの面々がドクターカーで現場へ急行。心臓部を刺されてショック状態の被害者・木村敦子(菅井玲さん)の傍らで、娘の尚(谷さん)が必死に母に呼び掛けていた。その後、あおば台病院でけがをした犯人と敦子の緊急手術がされたが、松本は尚に「なぜ、犯人を助けるのか」と強く責められてしまい、松本は「命を救うのが医者の仕事だから」と説明する。
そんな中、松本が父のように慕う憲次(泉谷しげるさん)が自宅で倒れ搬送されてくる。既にがんが転移して治験薬が効かなくなっていると担当医から聞いた松本は、憲次に意を決して治療の中断を伝えた。そして、憲次が意識不明になる中、松本は多重事故で被害に遭った人たちを救う。その後、憲次の元に戻った松本だが、憲次は亡くなっていた。遺族から憲次の「人生会議ノート」を見せられると、そこには「自分の生き方(心情)」には「人の役に立てる人間でありたい。」などと記されていた。そして、「見送り方」には「照くんが念仏を唱えてくれるのが楽しみだ。」とつづられていて、松本は涙ながらに念仏を唱える……という展開だった。
視聴者からは「号泣した!」「泣きすぎて鼻が詰まった」「良質医療作品だ!」「スペシャル化、シリーズ化してほしい」「また、松本先生に会いたい!」といった声が、SNSに書き込まれた。
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