女優の宮崎あおいさんと俳優の瑛太さんが、2020年1月に放送されるTBSの新春ドラマ特別企画「あしたの家族」で、2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」以来12年ぶりに共演していることが11月1日、分かった。ドラマは「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子さんがプロデューサーを務め、宮崎さんと瑛太さんは恋人役を演じる。また宮崎さんの母親役で「篤姫」でも共演した松坂慶子さんが出演するほか、父親役で松重豊さんの出演も発表された。
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宮崎さん演じる小野寺理紗は、4年前の結婚式当日に新郎に逃げられた過去を持つ。父・俊作(松重さん)と母・真知子(松坂さん)は娘夫婦と同居するために大きな2世帯住宅を建てたのだが思惑が外れ、広い家に両親と理紗の3人で暮らしている。ある日、理紗はプロポーズされたといい、恋人の兵頭幸太郎(瑛太さん)を家に連れてくる。その顔を見て、俊作は驚く。幸太郎が職場の元部下で、しかも現在は自分の上司となっていたからだ。娘の結婚を祝福したいものの、上司と同居できるものか、俊作は悩む。
脚本は「大好き!五つ子」シリーズの浪江裕史さん。浪江さんは石井プロデューサーとは初顔合わせで、演出は連続ドラマ「カルテット」「逃げるは恥だが役に立つ」の土井裕泰さんが手掛けた。
宮崎さんが石井ふく子作品に出演するのは、昨年6月放送のドラマ「あにいもうと」に続き、2度目。「石井さんに今回もまた声をかけていただけて、私の中では『やらない』という選択肢はなかった」ときっぱり。「松重さんとは約20年ぶり、瑛太君と松坂さんとは約10年ぶりにお芝居をさせていただけるということで、本当に楽しみで、この仕事を続けてこられてとても幸せだなって改めて感じながらの撮影の日々でした。クランクアップをしたときにスタッフの皆さんと乾杯をして、撮影期間はすごく短かったのですが、みんなでいいものを作ろうと集まって、一瞬だけど家族みたいな、作品を作るって家族になることなんだなって、尊い時間だったんだなって感じました」と振り返った。
一方、石井ふく子作品初登場となる瑛太さんは、「石井ふく子さんにキャスティングされた時点で、20年近く俳優をやってきた中で、とても幸せなことだなって」としみじみ。
さらに「台本を読んでみてもすごくストレートで気持ちのいい作品で、こういった作品に出たかったし、こういった作品を見たかったという気持ちになった」と明かす瑛太さん。「あおいちゃん(宮崎さん)とは15、6年前に映画(『好きだ、』)でご一緒させていただいて、そのときもあおいちゃんを大好きな設定で、成就せず。そのあと大河ドラマでも、あおいちゃんをとにかく好きで、ずっと追いかけ続けて成就せず。そして今回は台本を開いてみたら、婚約をするところまであって。15年かけて僕はやっとあおいちゃんと恋人関係、ついに結婚までたどり着いたという。本当にありがとうございました」と宮崎さんとの恋人役に喜びもひとしおだった。
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