俳優のムロツヨシさんが、11月9日に放送されるオムニバスドラマ「世にも奇妙な物語’19秋の特別編」(フジテレビ系)に出演することが10月10日、分かった。番組は、今回は5本のストーリーで構成され、ムロさんは、その中の1本「コールドスリープ」に出演する。ムロさんが「世にも奇妙な物語」に出演するのは2015年放送の「世にも奇妙な物語 25周年記念!秋の2週連続SP傑作復活編」以来約4年ぶりで、主演を務めるのは今回が初めて。
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「コールドスリープ」は、オリジナル作品で、ムロさんは「ITの風雲児」「未来を想像する男」と称されている社長・藤田吾郎を演じる。事業で大成功を収めている藤田(ムロさん)は、幼いころからの夢である日本人初の宇宙旅行を実現させようとしていた。しかし、一人息子の恭平と副社長の大岩は、そんな藤田の身を案じていた。数週間前、藤田は治療法のない病気と診断され、余命3カ月を宣告されていたからだった。不思議なカプセルの前に立つ藤田。彼が入ろうとしていたのは、生物を生きたまま低温状態で保存し、組織の老化を防ぐ「コールドスリープ」の機械だった。機械は最長50年冬眠できて、途中4回まで覚醒することができるという。この治療法にいちるの望みをかけて冬眠に入る藤田だったが……というストーリー。
「世にも奇妙な物語’19秋の特別編」は、11月9日午後9時から放送。
――「世にも奇妙な物語」初主演について。
24年前に役者という道を選んだのですが、その道を選ぶ前から放送しているシリーズということで、役者を志したころは目標にすることもできませんでした。僕が映像デビューしたのが28歳で、30代でも夢はかなわず、43歳で主演という夢をかなえることができました! ありがたいですし、うれしい限りでございます。
――台本を読んだ感想は。
僕が今までに見たことがある「世にも奇妙な物語」の中でも少ないジャンルのストーリーだと思いました。もっと怖かったり、もっと不思議だったりするジャンルを見てきましたが、今回は、もしかしたら日常的にありそうな……でもちょっと違う。ちょっと日常的でちょっと非日常なところが面白くて、やりがいがありました。
――撮影で苦労したことは。
今回は、演技について監督と話し合う時間をたくさんいただけたので、台本の解釈や演技などの面では苦労したことはあまりなかったです。強いていうと、「コールドスリープ」から目覚めるシーンでしょうか。全身麻酔から目覚めるのと同じルールでやろうということになっていたのですが、目覚めたとき、息子や研究員さんなど周りの人たちは年を取っているので、そのときのリアクションは、もちろん経験がなくて、想像でしかないので、その演技がどう見えるのか皆さんの評価を聞きたいです。あと、「コールドスリープ」の機械に頭をぶつけるシーンで、僕が寝る位置を間違えてしまって、下唇を思いっきりぶつけてしまったのですが、そのままOKが出たシーンがあるのでそこも見ていただければと思います。
――視聴者の方にメッセージを。
今回は、僕が見てぜひやりたいと思ったストーリーです。悲しい話なのか? 怖い話なのか? 不可思議な話なのか? コミカルな話なのか? どんな話なのか? 見て確認して、感想をどこかで聞かせていただけたらうれしいです。
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