話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「Dr.STONE(ドクターストーン)」です。アニメを制作するトムス・エンタテインメントの片桐秀介プロデューサーに作品の魅力などを語ってもらいました。
ウナギノボリ
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――作品の概要と魅力は?
これまでのジャンプタイトルに無い、新しい切り口のストーリーが印象的でした。ですが、見始めるとやはりジャンプタイトルらしいスケール感があり、主人公の千空をはじめとするキャタクターたちもとても魅力的です。全ての人類が石化して3700年たった極限の世界で、生き抜き、問題を解決していく。そこには魔法も必殺技も無く、科学の力で一歩一歩文明を進めていく……。まさに「ファンタジーに科学で勝ってやんぞ!」という、他に類を見ないタイトルです。
――アニメにするときに心がけたことは?
まずは人類が石化し、何も無くなった「ストーンワールド」を再現することです。原作が非常に緻密に描き込まれているので、それをいかに再現するか一番頭を使いました。マンガでは実験の描写も作業中の一コマになりますが、アニメではそうはいきません。実際にどういった作業工程なのか、素材や薬品はどんな色なのか、一つ一つ、しっかり調べて、アニメに落とし込んでいます。この部分は原作の科学監修をされている、くられ先生にもご協力いただいています。
――作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?
うれしかったのは、原作の先生方(稲垣理一郎さん、Boichiさん)が完成したアニメを喜んでくれていると、担当編集の方が教えてくれたことです。感謝と感激ですぐに飯野慎也監督に連絡しました!
大変だったことは、キャラクターの色彩でしょうか……。Boichi先生からカラーイラストのデータをいただいて決めていったのですが、千空の髪の色が青とか緑とかたくさんあって……(笑い)。最終的には今の緑色になりましたが、しっくりきて本当に良かったです。
――今後の見どころを教えてください。
これまでの展開から、大きく物語が動き出します。新しいキャラクターの登場もそうですが、科学実験の描写など「Dr.STONE」らしい内容が更に増えていきます。これから千空たちがストーンワールドで作り出す、ハチャメチャな科学の発明品に期待していただきたいです。
――ファンへ一言お願いします。
原作ファンの方も、原作未読の方も楽しめるアニメになっていると自信がありますので、まずは見ていただきたいです。第1話より第2話、第3話、第4話とどんどん面白く、先が気になる展開になりますので、きっと満足していただけると思います。物語は新しい展開に進んでいきますが、今からでも追いつけます! ぜひご覧ください!
トムス・エンタテインメント アニメーションプロデューサー 片桐秀介
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