俳優の藤原竜也さんが7月5日、東京都内で行われた主演映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督、公開中)の初日舞台あいさつに出席した。雨に打たれながらのアクションシーンを振り返り、「真矢(ミキ)先輩が入って来られると、真矢さんが全部かっさらって持っていく。真矢さんが立ち回りをすると現場で全スタッフから拍手が起こる。『待て、待て、待て』と。(自分は雨の中で)12時間くらい、朝からやって拍手のひとつもないじゃないかと」と嫉妬(しっと)交じりに語り、会場の笑いを誘った。
ウナギノボリ
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この日は、玉城ティナさん、窪田正孝さん、本郷奏多さん、武田真治さん、真矢ミキさん、奥田瑛二さん、蜷川実花監督も出席。今作で宝塚時代以来21年ぶりとなる男装姿を披露し、アクションにもトライした真矢さんは「年齢がいっているから、盛り上げないと死んじゃうって思われている。そういうご配慮なんです」と自虐交じりにコメント。蜷川監督は「竜也の大変なところは、みんなが『(藤原さんなら)できて当たり前だ』と思いすぎているところ。アクションもものすごく上手なんですけど、『あ、できたね』という感じ。しんどいところですね」と語っていた。
映画は、平山夢明さんのサスペンス小説「ダイナー」(ポプラ文庫)が原作。天才シェフで元殺し屋のボンベロ(藤原さん)が店主を務める殺し屋専用のダイナー(食堂)を舞台に繰り広げられるサスペンスエンターテインメント。孤独な人生を送ってきたオオバカナコ(玉城さん)はある日、怪しいバイトに手を出したことがきっかけで、ボンベロが取り仕切る殺し屋専用のダイナーにウエートレスとして身売りされる。カナコが来たことにより、殺し屋同士の暗黙のルールが崩れていき……というストーリー。
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