麻薬取締法違反(使用)容疑で逮捕されたミュージシャンで俳優のピエール瀧さんが出演した映画「宮本から君へ」(真利子哲也監督、今秋公開)が、改編や追加撮影をせずに公開されることが16日、明らかになった。撮影は昨秋に終了している。
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今作の製作委員会は、「本作品の撮影は昨年9月29日~10月30日の期間に完了しております」とし、「事件発覚後、映画『宮本から君へ』製作委員会は幾度となく協議を重ねてまいりました。その結果、ピエール瀧氏は、今後も法律に従って裁定が下されることになり、それ以上の措置について、本作品が関与するものではないという結論に至り、製作委員会の総意として、本作品の改編・追加撮影を行わないまま、劇場公開することと致しました」(原文ママ)と説明している。
「宮本から君へ」は、1990年代前半に多くの若者を魅了した新井英樹さんの人気マンガが原作。文具メーカー「マルキタ」の新人社員で、恋と仕事に不器用な宮本浩(池松壮亮さん)が、営業マンとして、人間として成長していく青春ストーリー。2018年4月期に放送されたドラマ版では、宮本が営業マンとして奮闘する姿に焦点を置いたサラリーマン編が描かれた。
映画は、宮本とヒロインの中野靖子(蒼井優さん)を中心としたストーリーで、2人が“究極の愛の試練”を克服していく姿が描かれる。ピエール瀧さんは、宮本の得意先の部長である真淵敬三を演じている。
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