アリータ:バトル・エンジェル:日本語吹き替え版の声優に森川智之、鶴岡聡、神谷浩史、島崎信長ら 「銃夢」ハリウッド実写版

映画「アリータ:バトル・エンジェル」の日本語吹き替え版で声優を務める(下段左から)島崎信長さん、森川智之さん、神谷浩史さん、鶴岡聡さん (C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
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映画「アリータ:バトル・エンジェル」の日本語吹き替え版で声優を務める(下段左から)島崎信長さん、森川智之さん、神谷浩史さん、鶴岡聡さん (C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

 木城ゆきとさんの人気マンガ「銃夢(がんむ)」をハリウッドで実写化した映画「アリータ:バトル・エンジェル」(ロバート・ロドリゲス監督、22日公開)の日本語吹き替え版に声優として、森川智之さん、鶴岡聡さん、神谷浩史さん、島崎信長さんらが出演することが13日、分かった。森川さんらのコメントも公開された。

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 森川さんは荒廃したがれきの中から主人公アリータを拾い父親代わりとなるサイバー医師イド、鶴岡さんはアリータを破壊しようともくろむバトルロイヤルゲーム「モーターボール」の支配者ベクター、神谷さんはアリータに敵対心を持つ非道なハンター戦士ザパン、島崎さんはアリータの失った過去の記憶を取り戻す手助けをする青年ヒューゴをそれぞれ演じる。女優の上白石萌音さんがアリータの声優を務めるほか、榎木淳弥さん、山像かおりさん、木村雅史さんも声優として出演する。

 映画は、アニメ化もされた木城さんの人気マンガ「銃夢」が原作。1990~95年にマンガ誌「ビジネスジャンプ」(集英社、休刊)で連載され、その後2000~14年に続編「銃夢 LastOrder」が「ウルトラジャンプ」(同)と「イブニング」(講談社)で連載された。現在はシリーズの最終章「銃夢火星戦記」が「イブニング」で連載されている。

 舞台は、“支配する者”と“支配される者”の二つの世界に分断された謎めいた遠い未来。サイバー医師のイド(クリストフ・バルツさん)は、がれきの中から少女の人形の頭部を拾い上げる。彼女は300年前のサイボーグであり、なんと脳は生身のまま生きていた。イドは、過去の記憶を失っていた少女に新たな機械の体を与え、アリータと名付けて成長を見守る。ある日、自分の中に並外れた戦闘能力が眠っていることに気づいたアリータは、自分が300年前に失われたテクノロジーで作られた“最強兵器”だと知る。アリータは与えられた自分の命の意味を見つけるために、二つの世界の秩序を揺るがす壮大な旅に出る……というストーリー。ジェームズ・キャメロンさんが脚本・製作を担当。

 森川さんら声優陣のコメントは以下の通り。

 ◇森川さんのコメント

 偉大なるキャメロン監督の作品に関わることができて非常に光栄に思います。それに加えて、監督が熱い思いを寄せた日本のSFマンガ「銃夢」が原作ということで、二重の喜びだったりします。公開日がとても待ち遠しいです。イドはとても難しいデリケートな役どころです。とても演じがいがありました。アリータにとっては父親的存在でもあり、命を吹き込んでくれた人物でもあります。また彼女の運命的なものを知る人物でもあります。魅力的なイドの吹き替えをできたことは、僕自身の声優キャリアの中でも、とても大きな意義を持つのではないかと思っています。

 ◇鶴岡さんのコメント

 ジェームズ・キャメロン様。完成おめでとうございます。僕は以前、セサミストリートにマペティアとして出演していました。その時に、ジムヘンソンスタジオの方から聞いたのは、人形操作や造りは日本の伝統芸能である人形浄瑠璃や二人羽織りを参考にした部分があるという大変興味深いお話でした。このように、日本の文化がさまざまな形で世界に融合しているのは素晴らしいことだと思っておりますので、今回日本のマンガを基に20年以上温めてきた作品に出演できて大変光栄でした。自信家で野心家の中間管理職的なベクターは結果、世界観的にもザレムとアイアンシティの中間に生きています。これほどまでオイルの匂いと電子機器の音があふれる中、とても人間くさい人だなと思いました。彼なりにはい上がろうと懸命にやってきたのだと思いますが、やり方がよろしくなかった。ベクター、人を粗末にしちゃダメだぞ? 最後に支配者として一言。モーターボールシーンは必見です。

 ◇神谷さんのコメント

 高校生の時に原作コミックスを読んでいました。ジェームズ・キャメロンプロデュースで映像化され、まさか参加できるとは! 人生は何が起こるか分からないものです。ザパンは原作で描かれている自信家の顔に、今回の映像化でビジュアルの要素が足され、アリータに向ける感情がより明確なものになっていると思います!

 ◇島崎さんのコメント

 とても光栄に思います。20年以上もの時間をかけて積もり積もった思いに、少しでも演技で応えられるように全力を尽くしたいです。ヒューゴはとある夢を持ち、いちずにそれに向かって進み続けている男です。そんな夢ばかり追っていたヒューゴが、アリータと出会い少しずつ変わっていく様が面白かったです。

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