海の生物と“会話”ができるヒーロー、アクアマンの活躍を描く映画「アクアマン」(ジェームズ・ワン監督)が、8日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほかで公開される。DCコミックの中でも水陸両生という異色のヒーローが、海底と地上、二つの故郷のために立ち上がり、縦横無尽の活躍を見せる。
ウナギノボリ
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海底帝国アトランティスの若き王オーム(パトリック・ウィルソンさん)は、海の平和を乱す人間に報復するため、七つの海底王国を支配し、地上征服を狙っていた。海底国ゼベルの王女メラ(アンバー・ハードさん)は、この危機的状況を打破するため、今は地上で暮らすアーサー・カリー(ジェイソン・モモアさん)に協力を求めに来る。アーサーはアトランティスの元女王アトランナ(ニコール・キッドマンさん)と人間のトム・カリー(テムエラ・モリソンさん)の間に生まれたアクアマンだった……という展開。
日本語吹き替え版では、アクアマンの声を安元洋貴さんが担当するほか、オームを中村悠一さん、メラを田中理恵さん、アトランナを沢城みゆきさん、アクアマンの少年時代を村瀬歩さんが演じる。
「バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生」(2016年)や「ジャスティス・リーグ」(17年)では脇に徹していたアクアマンが、やっと俺様の出番だぜ!とばかりに大活躍する。筋肉ムキムキの肉体と無造作な長い髪、そしてあごひげのせいで一見近寄りがたいが、実はビール好きの、ちゃめっ気たっぷりのイイヤツで、一気に親近感が湧く。DCコミックの実写映画は「暗い」というイメージがあったが、あっさりと吹き飛んだ。
「ワイルド・スピード SKY MISSION」(15年)などで知られるワン監督が手掛けた。アクションのド派手さは言うまでもないが、キラキラと輝く海底帝国の美しさに見とれていたら、その後に展開するバトルシーンに度肝を抜かれた。アクアマンと異父弟オームの一騎打ちにはゾクゾクさせられた。
出自を受け入れ、二つの故郷のために立ち上がったアクアマンは、冒険を通じて顔付きがみるみる変わっていく。闘争心むき出しの熱い女メラや、断腸の思いで息子を手放したアトランナなど、深みのある人物造形にもうならされた。(りんたいこ/フリーライター)
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