俳優の役所広司さんが25日、東京・六本木で開催されたアジア最大級の映画祭「第31回東京国際映画祭」(TIFF)のオープニングセレモニーに登場。同映画祭の特集「Japan Now 部門」で、役所さんが出演した映画「Shall we ダンス?」(1996年)、「うなぎ」(97年)など5作品が上映されることについて「役者の肌とかが劣化していく、使用前、使用後のような様子を楽しんでいただければ光栄です」と冗談めかして観客を笑わせた。
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過去の出演作について、役所さんは「僕は見ないです、自分の顔が好きじゃなくて……老後の楽しみにとっています」とコメント。鑑賞するのに勇気が要る作品を聞かれると、「Shall we ダンス?」のタイトルを挙げて、「撮影前に3カ月、ダンス教室に通ったんですけど、その時は踊るのが恥ずかしかったですね」と振り返った。
セレモニーは、和太鼓演奏グループ「DRUM TAO(ドラムタオ)」のパフォーマンスで開幕。映画祭のアンバサダーを務める女優の松岡茉優さんのほか、寺島しのぶさん、イギリス人俳優のレイフ・ファインズさんらが登場した。
「TIFF」は、1985年にスタートし、今回で31回目を迎える。オープニング作品は米人気歌手のレディー・ガガさんが初主演する「アリー/スター誕生」(ブラッドリー・クーパー監督、12月21日公開)、クロージング作品は怪獣映画「ゴジラ」の劇場版アニメの最終章「GODZILLA 星を喰(く)う者」(静野孔文監督・瀬下寛之監督、11月9日公開)で、今年初の試みとして行われるGALAスクリーニング作品として、篠原涼子さん主演の「人魚の眠る家」(堤幸彦監督、11月16日公開)が上映される。
さらに今年は、アニメ「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などの湯浅政明監督の特集上映「アニメーション監督 湯浅政明の世界」なども行われる。11月3日まで。
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