人気マンガ「カードキャプター(CC)さくら」の展覧会「カードキャプターさくら展 -魔法にかけられた美術館-」が26日~2019年1月3日に森アーツセンターギャラリー(東京都港区)で開催される。前期(26日~11月30日)、後期(12月1日~19年1月3日)で展示内容の一部が入れ替わり、合わせて約200点の原画などが展示される。展覧会開催に先駆け、25日、プレス向けの内覧会が行われ、会場がお披露目された。
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「CCさくら」は、1996~2000年にマンガ誌「なかよし」(講談社)で連載されたマンガ創作集団「CLAMP」の人気マンガで、小学4年生の木之本桜が、災いをもたらすというクロウカードを回収するために魔法を使ってカード集めに奮闘する姿が描かれた。約16年ぶりの新作「クリアカード編」が16年から同誌で連載中。
展覧会は複数のエリアに分かれて異なる展示が用意されており、「迷(メイズ)な原画ゾーン」では前期、後期合わせて約200点の原画を展示。前期では「さくらと小狼」「さくらと知世」などキャラクターごと、後期では「ありがとう」「絶対大丈夫だよ」など作中のせりふに合わせたテーマごとの原画を公開する。展覧会のために描き下ろされたキービジュアル原画も展示する。
「包囲(シージュ)された知世のアトリエ」コーナーは、主人公・桜の親友の知世の衣装制作アトリエをイメージ。作中で桜が着用したバトルコスチュームを展示するほか、CLAMPのもこなさんが制作した初公開となるオリジナルのミニドレスを前、後期で3着ずつ、計6着展示する。
「カードの間」では、原作に登場したすべてのカード118枚を展示。“美術館が魔法にかけられた”という本展のコンセプトに合わせ、「桜の強い思いが新しいカードを生み出した」として、展覧会のためにデザインされた描き下ろしのクリアカードも展示する。このほか、マンガに登場する花のシールを来場者が壁に貼ることができる「花(フラワー)の部屋」や、作品の歴史を振り返る「記録(レコード)の間」、ケルベロス(通称ケロちゃん)と撮影できる「大(ビッグ)なケロちゃん」なども用意する。
アニメの声優陣による録(と)り下ろしの音声ガイドも用意。前期は、木之本桜役の丹下桜さん、李小狼役のくまいもとこさん、ケロちゃん役の久川綾さん、後期は月(ユエ)役の緒方恵美さん、丹下さん、久川さんによる音声で会場を案内する。貸し出し料金は800円。
会期中は、会場併設のカフェとコラボした「星の杖バーガー」(1706円)、「スッピーのまんぷくカレー」(1566円)、「さくらと小狼のスイーツ飲茶セット、ジャスミン茶付き」(3056円)などのオリジナルメニューも用意する。
展覧会の開館時間は午前10時~午後8時。入館料は当日券は一般・大学生が1900円、中学・高校生が1500円、4歳~小学生が1000円。
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