畑岡奈紗選手:女子ゴルフ“国別対抗戦” チームメートと協力して「クラウンを持って帰れるように」

「UL インターナショナル・クラウン」に出場する(左から)畑岡奈紗選手、成田美寿々選手、比嘉真美子選手、上原彩子選手(C)WOWOW
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「UL インターナショナル・クラウン」に出場する(左から)畑岡奈紗選手、成田美寿々選手、比嘉真美子選手、上原彩子選手(C)WOWOW

 2014年に始まった国・地域別にマッチプレー形式で競う対抗戦「UL インターナショナル・クラウン」が4日から開催される。対抗戦は女子ゴルフのワールドカップともいわれ、今回は韓国・仁川の「ジャック・ニクラウスGCコリア」が舞台。予選ラウンド(4~6日)は8カ国・地域が二つのグループに分かれてフォアボール方式の総当たり戦を行う。上位2チームと3位同士のプレーオフに勝った計5チームが決勝ラウンド(7日)に進み、20人のシングルス戦を実施、4日間の合計勝ち点で優勝が決まる。出場する日本代表の畑岡奈紗選手、上原彩子選手、成田美寿々選手、比嘉真美子選手が意気込みを語った。

ウナギノボリ

 ーーお一人ずつ、現在のコンディションについて教えてください。

 成田選手:そんなに調子は良くないのですが、どん底よりは上がってきているので、この試合をきっかけに、日本代表で戦うということで自分の気持ちも上げられたらな、と思います。

 比嘉選手:ここ2、3試合良い結果が出ていないのですが、コンディション、体調やゴルフのプレーも徐々に良くなってきているので、もっともっと気持ちを高めていければ良いプレーも出てくると思います。今週はチーム戦でもあるので、今までにない雰囲気と気持ちで試合に臨むことができると思うので、自分だけでなく(チームの)みんなの力をもらって、良いプレーができればいいなと思います。

 畑岡選手:私も調子はそんなに良くないのですが、試合になったら調子が良くなる、ということが最近多いので、試合でしっかり集中して良い結果が残せるように頑張りたいです。

 上原選手:みんな調子が悪いって言っていますけれど、奈紗ちゃんも先週の日本女子オー
プンで2位でしたし、きのう練習ラウンドを一緒にした感じでは、皆、すごく良い感じだな、と思いました。私はなんて言えばいいんだろう(笑い)。日本代表として私も(鈴木愛選手に代わって)入ることができたので、みんなの足を引っ張らないように頑張りたいなと思います。

 ーー今回のキャプテンは決まっていますか。

 全員:彩子さんです! 上原ジャパンです(笑い)。

 ーー4人の雰囲気はどんな感じですか。

 成田選手:そうですね、これまで練習ラウンドなどをあまり一緒にしていないメンバーなので、どんな感じなのかなと思っていましたが、一緒に組む選手と話すなどチーム内で情報交換はしていたので、普段一緒にならない4人ですが一致団結しているんじゃないかな、と思います。

 ーーペアリングはもう決まっていますか。

 上原選手:成田&比嘉ペアと畑岡&上原ペアです。

 ーー団体戦、マッチプレーということでいつもと違う雰囲気だと思いますが、作戦会議は?

 比嘉選手:作戦会議っていう具体的な話し合いはしていませんが、夕食を一緒にしたり、練習ラウンドや移動中などに話したりしているので、上原ジャパンとしていい雰囲気があるんじゃないかな、と思います! 雰囲気などは当日になってみないと分からないこともありますが、いい雰囲気で臨めると思いますし、先輩2人と、年下ですけれど心強いエースがいるので、100%のガッツで頑張りたいなと思います。

 ーー団体戦ということもありますが、今大会は普段と一番どのようなところが違いますか。

 上原選手:やっぱり一番は団体戦、かつマッチプレーだということだと思うので、(他の)3人とも飛距離も出ますし、アグレッシブなゴルフができる選手たちだと思うので、そういう意味ではマッチプレーで良い勝負ができるのではないかな、と思います。

 ーー局面によっては「私がここは攻めるよ」といった話はしていきますか。

 成田選手:そうですね、比嘉選手とは去年の 4 カ国対抗戦(「THE QUEENS presented by KOWA」)で一緒に組んでいたりもするので、練習ラウンドを見ても比嘉選手は魅力的な飛距離があるので、私は守っているから、大けがしてもいいから思い切って行って、というような話はしていました。

 ーー畑岡選手と上原選手の間でもそういった話はしましたか?

 上原選手:具体的にそこまでの話はしていませんが、お互いのキャディー同士とも話して、例えば奈紗ちゃんは14番ホールのようなワンオンできるようなホールはイーグル狙いでティーショットをドライバーで打ったり、逆に状況を見て自分はセーフティーにいったり、といった話はしながら、きのう練習ラウンドは回っていました。

 ーー国内ツアーと海外ツアーで普段一緒にならない4人で戦うということで、楽しいという気持ちはありますか。

 畑岡選手:そうですね、まずは楽しむことを忘れずに、そうすればいい結果はついてくると思います!

 ーー最後に意気込みをお一人ずつお願いします!

 上原選手:キャプテンとして、みんなが良いプレーができるように頑張りたいと思います!

 畑岡選手:一番年齢は下ではあるのですが、良いプレーをしてチームを盛り上げて、最後はクラウンを持って帰れるように頑張りたいです!

 比嘉選手:私は第1回大会にも出場させてもらったのですが、独特な雰囲気で、日の丸を背負うということがこんなにも誇らしく、そして責任感があることなんだと知ることができたので、今回はその経験を胸に、チームを引っ張っていけるように、絶対勝つという気持ちで頑張りたいと思います。

 成田選手:勝敗はもちろん、自分の中では日の丸を背負うということが一番大事で、本当に誇らしいことなので、この日の丸に恥じないような、アグレッシブで楽しいプレーができて、チームメートにも良い影響を及ぼすようなプレーがしたいと思います!

 *WOWOWでは大会の模様と大会総集編を10月6~8日、午後6時からWOWOWプライムで放送する。4~7日の午前9時から「WOWOWオンデマンド」でネット配信も行う。

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