元「HKT48」のメンバーで、現在は“モテクリエーター”という肩書きで活躍する“ゆうこす”こと菅本裕子さんが30日、東京都内で行われた就活イベント「CAMP NIGHT 2018」に登場。キャリアの転機となった出来事について、菅本さんは「アイドルを辞めたあとに開催した、(ファンが)3人しか来てくれなかったイベントですね」とどん底の経験を語って、集まった学生約100人を驚かせた。
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菅本さんは「HKT48に入ったんですが、当時高校生で恋愛がしたすぎて、1年で辞めちゃった。そのとき、ネットとか新聞とかでデマ情報がすごく流れて傷つくんですが、辞めてすぐ、3万人くらい(ツイッターの)フォロアーが増えた」と、これまでのキャリアを説明。“モテクリエーター”については「“モテ”をクリエートする。どうやったら女の子がモテるのかなと、メーク動画やファッションを発信しています。今は、自意識満載な会社を立ち上げて、生配信で活躍するライバーさんを育てたり、アパレル、スキンケアブランドを立ち上げたり、いろんなSNSをやって、SNSアドバイザーとしても活動しています」と幅広い仕事ぶりを明かした。
転機となったイベントは「細々と生きていくために」と、100人規模の会場で行ったというが「(ファンが)3人しか来てくれなくて、売れないガールズバーみたいだった。すごくつらかったんです」と苦笑い。それでも「元アイドルで、まあまあ可愛い自分が、求められたことに全力で応えているのに、何でファンが減ったんだろう。3人を経験して初めて、SNSの使い方を変えようと思った」といい、「どうやったら実際にイベントに来てくれる熱量を持ったファンを集められるのか。共感されなきゃいけないんだと気づいた。いい意味でとがるために、SNSで本当にやりたいこと、人に共感してもらえるようなことを発信しようと思って、自問自答した結論が『モテたい』だった」と熱く語った。
「CAMP NIGHT 2018」は、菅本さんや芸人にとどまらず、起業家やミュージシャンなどさまざまな分野に挑戦しているお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんらゲスト7人と学生約100人が本音で語るトークイベント。菅本さんは、元サッカー日本代表でFC東京クラブコミュニケーターの石川直宏さん、LinkedIn日本代表の村上臣さんと3人で、「転機をチャンスに。変化の時代を生き抜く、キャリアスイッチ思考」というテーマで語った。
菅本さんは「自分の経験したことを、すべて、ちゃんと自分の言葉で、相手に届くような書き方で言葉にできる人が一番求められていると思う」といい、「転機をチャンスに変えるには?」という質問には「すべてエモく」と回答。「いいことも、つらかったことも、自分に起きたことを、相手の心をグッとつかむような、エモーショナルな感じで、伝えられればいいんじゃないかなと思う。むしろ失敗したほうがエモい」とアドバイスを送っていた。
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