永野芽郁さん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」の第60回(9日放送)で、ヒロイン・鈴愛(永野さん)と、律(佐藤健さん)の恋人・清(古畑星夏さん)とのつかみ合いのけんかが描かれ、視聴者から「昼ドラみたい」「土曜の朝からドロドロ」「朝ドラより昼ドラ?」「朝から修羅場はしんどい」などの声が上がった。
ウナギノボリ
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“あるじ不在”の律の部屋で、清は「私、律に私の知らない時間があることが、嫌なの。それが過去でも」「あのさ、マグマ大使だかなんだか知らないけど、人の恋人、3回笛吹いて呼ぶのやめてくれないかな」「あなたは、律の何なの? 何なの? 消えろよ!」と鈴愛への怒りが爆発。ここで鈴愛も、売り言葉に買い言葉で「律を返せ。律は私のものだ。生まれたときから律は私といたんだ!」と清にやり返す……という展開。
ツイッターなどのSNS上では「朝からエグいもの見てもうた」「修羅場、怖い怖い」のほか、清に対して「怖い」「すげー腹立つ」「最低」などの声も聞かれ、「清は怖いんだけど、それ以上に鈴愛に引いた」「清も鈴愛も普通じゃない」「2人とも独占欲が強くて怖い」といった感想も多く見られた。
いさかいのそもそもの原因となった「梟(ふくろう)会」の写真を、鈴愛が偶発的に破ってしまうシーンでは、清が嘲笑するように「オウンゴールだ」と言い放つ場面もあり、ドラマ放送直後から「オウンゴール」がYahoo!のリアルタイム検索で急上昇し、トレンド入り。
当時(1990年)は「オウンゴール」という言葉がまだ一般的ではなかったことから、ネット上ではさまざまな意見が飛び交ったほか、同日の早朝にサッカー日本代表のスイス戦が行われたことから、「スイス戦で誰かオウンゴールしたのかと思った」と勘違いする人もいた。
また第60回ではブッチャー(矢本悠馬さん)が久しぶりに登場。「部屋が笑える」「癒やされる」「今日の唯一の救い」と視聴者を喜ばせ、「オウンゴール」と共に「ブッチャー」もトレンド入り。変わらぬ人気を証明していた。
「半分、青い。」は、大ヒットドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系、1996年)などで知られ、“恋愛ドラマの神様”の異名も持つ北川悦吏子さんのオリジナル作品。1971年に岐阜県で生まれ、病気で左耳を失聴したヒロイン・鈴愛が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜ける物語。
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