放送中のフジテレビ系“月9”ドラマ「コンフィデンスマンJP」(月曜午後9時)で主演を務める長澤まさみさん。信用詐欺師のダー子を演じ、キャビンアテンダントや中国の国民的女優、外科医などに“七変化”していることも話題だ。SNSなどでは「コメディエンヌ長澤を堪能するドラマ」「振り切った演技が最高」などという声も上がっているが、コメディエンヌとしての長澤さんの魅力とは……。
ウナギノボリ
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ドラマは、「コンゲーム」(信用詐欺)をテーマにした作品で、一見、平凡で善良そうな姿をした信用詐欺師の主人公・ダー子、ボクちゃん(東出昌大さん)、リチャード(小日向文世さん)が、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る姿を描いている。脚本を手がけるのは「リーガルハイ」などで知られる古沢良太さんだ。「リーガルハイ」では、堺雅人さんがマシンガンのようにまくし立てるテンポの良い会話劇が話題になった。
長澤さんは「コンフィデンスマンJP」の完成披露試写会で「物語のベースは古典的だけど、変化球みたいなものがたくさんあり、わくわくドキドキがあります。『だっしょ?』とか、せりふがとても生き生きしていて、独特の世界観がある」と話していた。ドラマでは、長澤さんらによるリズミカルなせりふの応酬と“振り切った演技”が独特のテンポを生み出しているのかもしれない。
ドラマの公式ツイッターでは、初回の放送開始前から金髪のカツラをかぶってマリリン・モンローに扮(ふん)した姿も披露し、完成度の高さにSNSで盛り上がった。さらに、劇中では、時に国税局査察部に勤める“女性査察官”、大きなサングラスに派手なメークをしたセレブな中国人バイヤーにも変身。長澤さんは「(演じる)ダー子なりに考えて、それぞれのキャラクターになりきっている。(自分は)カツラがはまるというかなじむんです」と話したこともあった。長澤さんの変身ぶりも振り切っているようだ。
長澤さんは、2016年放送のNHK大河ドラマ「真田丸」で、主人公の真田幸村(堺さん)の生涯のパートナー・きりを演じ、時代劇なのに現代語風のせりふや演技が、一部のファンから“ウザ可愛い”と話題を集めた。17年公開の映画「銀魂」(福田雄一監督)では、美しいルックスの裏に高い戦闘能力を秘めたギャップの強いキャラクター・志村妙を演じ、変顔なども披露。KINCHO(キンチョー)の空間用虫よけ剤「虫コナーズ」のCMシリーズでも、コメディエンヌとしての魅力を見せてきた。
今後も、どんなユニークな演技とせりふ回しで話題を集めていくのか、注目だ。
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