生駒里奈:涙と笑顔の卒業コンサート 「乃木坂46の希望になる」

卒業コンサートを開催した「乃木坂46」の生駒里奈さん
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卒業コンサートを開催した「乃木坂46」の生駒里奈さん

 アイドルグループ「乃木坂46」の生駒里奈さんが22日、日本武道館(東京都千代田区)で卒業コンサートを開催した。生駒さんのカラーでもある、青や紫のサイリウムが会場を埋め尽くす中、生駒さんは「本当にみんなありがとう! これからは胸を張って一人で仕事ができるようにしたい。両親に東京に家を建てたい」と語り、「(卒業後に)私がやることは『乃木坂46』の希望になること。今の私を作ってくれたのは『乃木坂46』。そのために私は頑張ります」と宣言。キャプテンの桜井玲香さんからコンサートの感想を求められると「超! 超楽しかった!」と満面の笑みを見せた。

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 生駒さんは、1995年12月29日生まれ、秋田県出身。15歳で上京し、16歳でメジャーデビュー。同グループのデビューシングル「ぐるぐるカーテン」から5作連続でセンターを務めた。コンサートでは、これまでセンターを務めた「おいでシャンプー」「走れ! Bicycle」「制服のマネキン」「君の名は希望」をパフォーマンスしたほか、最後のセンター曲「Against」をライブで初披露した。ダブルアンコールを含む全24曲を披露し、武道館を埋めるファン約1万2000人を盛り上げた。

 「水玉模様」を披露した生駒さんは「いっぱい練習したのに、うまくやれなかった」と悔やんだトークで笑いを誘ったほか、テレビ番組「乃木坂工事中」などで共演しているお笑いコンビ「バナナマン」や、人気アニメ「NARUTO-ナルト-」の主人公・うずまきナルトから、生駒さんの卒業を祝うメッセージがスクリーンに映し出されると、「生きててよかった……」と涙を流して、感激する姿も見せた。

 さらに、ダブルアンコールで「君の名は希望」を披露した後、同期の白石麻衣さん、西野七瀬さん、齋藤飛鳥さんらメンバーそれぞれからバラの花をもらい、ハグを交わした。その後、メンバーのTシャツの背中に「思い出をありがとう!大好きだよ」と書かれたサプライズメッセージを見た生駒さんは、大粒の涙を流しながら、しばしの間、天井を見つめていた。

 なお、同卒業コンサートのチケット当選倍率が、“異例”の30倍となり、全国128カ所の映画館などでライブビューイングもされた。生駒さんは、5月6日に行われるシングルCD「シンクロニシティ」の発売記念握手会が同グループとしての最後の活動となる。

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