今年で60年目を迎えるNHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」が初めて映画化され、「映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険」のタイトルで9月7日に全国で劇場公開されることが15日、明らかになった。実写とアニメ、歌や体操、踊り、ゲームが盛り込まれた体験型のファミリー向け映画になるという。
ウナギノボリ
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映画では、「歌のお兄さん」の花田ゆういちろうさん、「歌のお姉さん」の小野あつこさん、「体操のお兄さん」の小林よしひささん、「パント!のお姉さん」の上原りささんらがスタジオを飛び出して、さまざまな場所へと冒険に出発。さらに、人形劇「ガラピコぷ~」は初めてオリジナルアニメ化され、ウサギのチョロミー、オオカミのムームー、ロボットのガラピコがいつもの「しずく星」を飛び出し、初めて訪れる星で大冒険を繰り広げる。
「おかあさんといっしょ」は、低年齢児の情緒や表現、言葉、体などの発達を助けることを狙いとした番組で1959年10月にスタートした。90年に「おかあさんといっしょ」内で放送されていた人形劇「にこにこ、ぷん」が劇場アニメ「海だ!船出だ!にこにこ、ぷん」として公開されたが、お兄さんお姉さんによる歌や体操のパートと、アニメパートで構成される1本の映画としては、今回が初の映画化となる。
古屋光昭プロデューサーは「今度は『映画館』という新しいステージで、子供たちの笑顔、そして元子供たちの笑顔に出会えたらうれしいです」とコメント。高橋信一プロデューサーは「自分の子供が『映画館で初めて見る映画は何になるのだろう?』と思った」のが映画化の動機で、「私自身も子供のころ夢中になっていた国民的なこの番組を映画として作ることにより、映画館という空間だからこそできる体験を子供たちに味わってほしい、その様子を親御さんに見守ってほしいと思っています。なにより私自身、その時が楽しみでしかたがありません」と思いを語っている。
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