工藤遥：モー娘。涙の卒業　女優業への決意語る　

　アイドルグループ「モーニング娘。’17」の工藤遥さんが11日、日本武道館（東京都千代田区）で開かれた「モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2017秋～We are MORNING MUSUME。～工藤遥卒業スペシャル」で同グループを卒業した。終盤、ファンへ手紙を読んだ工藤さんは、涙を流しながら「6年間のお礼を言わせてください。ありがとうござました。皆さんと出会えたこと。これだけたくさん愛してもらったこと、メンバー13人に出会えたことも奇跡と思います。こんなに生きて良かったと思える瞬間はありませんでした」と感謝を示した。

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　卒業後は、女優業に挑戦する工藤さんは、「若手女優がたくさんいる時代、飛び込む必要はないかもしれないけれど、やりたいことで戦うためにはこの選択肢しかありません」と決意を語り、「私の夢は、自分の主演作の主題歌を、モーニング娘。に歌ってもらうことです。工藤遥としてさよならですが、女優・工藤遥としてはじめましてと早く言えるよう、一刻も早く皆の前に戻ってきます。これからもよろしくお願いします」と語った。

　この日の公演では、6日に発売されたアルバム「15 Thank you，too」に収録された「ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番」や「私のなんにもわかっちゃない」など26曲を披露。アンコールの1曲目は「もしも…」が披露され、工藤さんはメンバーから花束を受け取ったり、メンバーから「大好き」と声をかけられて抱き合ったりしていた。会場には、卒業を惜しむ約1万2000人のファンが集まった。

　ライブの中盤には、アイドルグループ「アンジュルム」の和田彩花さんが、「ハロー！プロジェクト」のリーダーとして登場。工藤さんについて、和田さんは「初めて見たときは目がくりくりした本物の天使でした。それがハロプロイチの“イケメン”になるとは驚きです。私もメロメロにされたメンバーの1人です」と語って、ファンを沸かせた。さらに「女優さんになると聞いたときは、うれしかったし、いろいろな役の“くどぅー”（工藤さん）を見たいと思いました、女優になる“くどぅー”も楽しみです」とエールを送っていた。

　工藤さんは1999年10月27日生まれ、埼玉県出身。2011年9月にモーニング娘。に10期メンバーとして加入した。