特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズの新作「ウルトラマンジード」で、主人公・朝倉リク(濱田龍臣さん)の相棒ペガッサ星人のペガの声優を務める潘めぐみさん。潘さんや報告管理システム・レムの声優を務める三森すずこさんのせりふを収録した玩具「DXジードライザー 装填ナックル」(2916円)が、バンダイから発売される。「ウルトラマン」シリーズのファンだったという潘さんに役への思いや玩具について聞いた。
ウナギノボリ
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「ウルトラマンジード」は、ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継ぐ主人公リク(濱田さん)が、基地の報告管理システム・レムから与えられたジードライザーとウルトラカプセルでウルトラマンジードに変身し、ペガやウルトラマンゼロたちと共に地球を守るために戦う姿が描かれている。テレビ東京系で毎週土曜午前9時に放送中。
潘さんは子供のころから「ウルトラマン」シリーズのファンだったといい「大好きですね。リアルタムではティガ世代で、ウルトラマンの寝間着を着たり、ウルトラマンのスーツがデザインされたTシャツを着て、走り回っていました」と振り返る。ファンだったからこそ、声優として「ウルトラマンジード」に出演できたことがうれしかったようで、「ウルトラマンになりたい!という夢があったけれど、出演できるなんて夢にも思わなかった。最高に幸せですね」と喜びを語る。
潘さんが声優を務めるペガは、ペガッサ星人の男の子で、困っていたところをリクに助けてもらい、リクと一緒に暮らすことになる。ウルトラマンジードとなったリクをいつも思いやり、共に戦う。潘さんは演技について「ペガッサ星人は『ウルトラセブン』では、悲しいイメージだったけど、ペガは子供らしいキャラクター。リクの相棒なので、リクと目線を合わせることを心がけています」と話す。
また、「ウルトラマンジード」は特撮ドラマだが、アニメのアフレコとの違いを「演じる際は、意識を変えることはありません。ただ、スーツアクターの方の演技を受けて、演じています。撮影を見学させていただきましたし、スーツアクターの方にアフレコに来ていただいて、お話を伺うこともありますし。呼吸などを合わせて、寄り添えるようにしているので、2人で作っているようなところもありますね。アニメもアニメーターさんやスタッフの方々と作っているので、同じかもしれませんが」と語る。
潘さんは、「HUNTER×HUNTER」のゴン=フリークスや「ゲーマーズ!」の雨野景太など男の子役の声優としても活躍している。女性キャラクターとの演じ分けについて「意識しないようにしています。私自身、ヒーロー願望があって、気持ちが少年なのかもしれない(笑い)。逆に女の子を演じる時の方が意識をし過ぎるところもあります」と話すように、自然体で演じているようだ。
「DX ジードライザー 装填ナックル」は、リクがペガやレムと通信する際に使用するアイテムの玩具。装填ナックルは、7月に発売された玩具「DX ジードライザー」にも付属しているが、新規造形で作られ、新たにペガやレムのせりふ、変身時のBGMも収録される。変身BGMが再生される前に、リクの名ぜりふ「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」が再生される。また、別売りの「ウルトラカプセル」をスロットに装填し、「DX ジードライザー」でスキャンもできる。バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」の限定商品で、同サイトで2017年12月25日午後11時まで予約を受け付けている。18年3月に発送予定。
玩具には、潘さんの録(と)り下ろしたせりふが収録される。潘さんは「私も子供のころに変身グッズで遊んでいましたが、最近の玩具は、せりふの種類も多いし、クオリティーも高くて、ぜいたくですよね。リクになりきれますし、自分のせりふが再生されるのが、うれしいです。皆さん、リクになりきってください!」と喜ぶ。お気に入りのせりふは「きみはベリアルの子ども。でも、きみは、きみだ」で、「リクがナイーブになっている時、ペガが背中を押してあげる名場面ですね」と説明する。
「DX ジードライザー 装填ナックル」で遊びながら「私がおばあちゃんになっても玩具として声が残る。作品も残りますが、玩具は宝物にもなりますね」と話す潘さん。玩具は、ファンにとっても宝物になりそうだ。
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