女優の志田未来さんが、綾野剛さん主演の連続ドラマ「コウノドリ」(TBS系)新シリーズの第1話にゲスト出演することが29日、分かった。志田さんは生まれつきろうあ者の妊婦・早見マナを演じる。志田さんがテレビドラマで妊婦役を演じるのは、初主演ドラマ「14才の母」(2006年、日本テレビ)以来、約11年ぶり。
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「コウノドリ」は、週刊マンガ誌「モーニング」(講談社)で連載中の鈴ノ木ユウさんが描く同名マンガが原作。15年10月期に同局でドラマ化され、綾野さん演じる産婦人科医と天才ピアニストの二つの顔を持つ主人公・鴻鳥サクラを軸に、医療だけでなく、赤ちゃんや妊婦、その家族にまつわる物語が展開された。今作は、前回シリーズから2年後が舞台で、松岡茉優さん、吉田羊さん、坂口健太郎さん、星野源さん、大森南朋さんらも引き続き出演する。10月13日から毎週金曜午後10時放送。
第1話は、ペルソナ総合医療センターで働くサクラの元に生まれつきろうあ者の妊婦・早見マナが診察に訪れる。夫の健治(泉澤祐希さん)も付き添いで来ていたが、健治も耳が聞こえない。医療用語は手話や唇の動きだけでは伝えるのが難しいため、ホワイトボートを使い筆談で伝えることに……という展開だ。
撮影について、志田さんは「出産シーンというとてもハードで緊迫するシーンの中、出演者、スタッフの皆さんがとても温かく声をかけてくださり、心強く感じました。そして、現場の皆さんそれぞれが話し合って丁寧に一つのシーンを作り上げていく姿を拝見し、すごくすてきな現場だと思いました」とコメント。
また妊婦役については、「(『14才の母』に出演した)当時は13歳という年齢もあり想像で演じるしかなく、母や周りの出産を経験している方にアドバイスとして話を聞いていたな……ということを思い出しました。約10年という時間がたっていますが、まだ実際には出産を経験していないので、今回もまた想像したりして演じました」と振り返り、「(約11年前は)おなかに物を詰めても、どこに手を置いたらいいか、どう歩けばいいか、といったことなどがよく分からなくて注意されていたのですが、今回はそれが自然にできたこともあり、その経験が体にまだ染みついているのかなと思いました。周りの友人も実際に母親になったり、年齢的にも出産というものが身近になってきたので、だからこそ命の重みを考えるようになり、実感しながら演じました」と語っている。
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