俳優の松山ケンイチさんが9日、東京都内で行われた映画「ユリゴコロ」(熊澤尚人監督、9月23日公開)キックオフ会見に、主演の吉高由里子さんらとともに出席した。松山さんは「初めて由里子ちゃんに会ったのが10年ぐらい前で、その時からすごく癖の強そうな女の子だなと思っていて、もちろんポジティブな意味なんですけどね。そういう人が本当に大好きで。今回ちゃんと(共演)できたのはすごくうれしかったです」と吉高さんとの共演を喜んだ。
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また、吉高さんとの共演シーンについて松山さんは「この映画は、やっぱり変わったシーンが多かった」「二人ともずっと“すっぽんぽん”でね」と露出のあるシーンがあったことを明かすと、吉高さんも「ずっと金太郎だった」とコメント。さらに、松山さんは「過酷なシーンもあったけど、由里子ちゃんだったから一緒に乗り越えられた」と振り返ると、吉高さんも「(松山さんは)もっとお芝居が見たいなと思う役者さんでした」と語り、互いに絶賛し合っていた。会見には、出演者の松坂桃李さん、佐津川愛美さん、清野菜名さん、木村多江さん、熊澤監督も出席した。
映画は、沼田まほかるさんの人気ミステリー小説「ユリゴコロ」(双葉社)が原作で、ある一家で殺人を犯した女性の半生をつづった一冊のノートが見つかったことをきっかけに、出会うはずのなかった者たちが結びつけられ、翻弄されていく……という内容。吉高さんは数奇な人生をたどるヒロインの美紗子、松山さんは美紗子の生き方に大きな希望をもたらす洋介、松坂さんはノートを発見したことで知られざる運命へと身を投じていく亮介を演じる。
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