緊急取調室:第2シーズン最終回は14.4%

連続ドラマ「緊急取調室」に主演した天海祐希さん(中央)
1 / 1
連続ドラマ「緊急取調室」に主演した天海祐希さん(中央)

 女優の天海祐希さん主演の刑事ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第2シーズンの最終回が15日に放送され、平均視聴率は14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

ウナギノボリ

 「緊急取調室」は、“落としのプロ”である主人公の刑事・真壁有希子(天海さん)をはじめとする、可視化設備の整った特別取調室で容疑者を取り調べる警視庁捜査1課の専門チーム「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)のメンバーたちの活躍を描く連続ドラマ。井上由美子さんによるオリジナル脚本で、第1シーズンは2014年1月期に放送され、15年9月にスペシャルドラマも放送された。

 今シーズンも天海さんをはじめ、田中哲司さん、でんでんさん、大杉漣さん、小日向文世さんというキントリの面々、警視庁捜査1課の刑事を演じる鈴木浩介さん、速水もこみちさんのコンビも引き続き登場。三田佳子さんがゲスト出演した初回(4月20日)は平均視聴率17.9%と今期の民放連続ドラマ最高の数字を記録した。

 最終話は、鶴見辰吾さん、眞島秀和さんらがゲスト出演。刑事部長の磐城和久(大倉孝二さん)をかばった有希子が被弾。撃ったのは警察官から拳銃を強奪した2人組の一人、峰岸充彦(眞島さん)で、有希子の亡き夫・匡(眞島さん・二役)にうり二つの男だった。峰岸は逃走。キントリの面々は拳銃強奪事件および連続狙撃事件を早期解決するため、すべての発端だと思われる5年前の事件を再捜査しようと立ち上がる。しかし、冤罪事件の可能性があり、上層部が再捜査の許可を出そうとしない。

 5年前の事件とは、峰岸の息子が容疑者として逮捕されたストーカー放火殺人で、妻子の命を奪われたのは今回の事件の共犯者・久保寺圭(鶴見さん)だった。キントリは、勾留中の久保寺を取り調べる過程で5年前の事件に切り込もうと画策。現場復帰した有希子は自ら志願して久保寺を取り調べる。やがて、峰岸が捕まり、磐城からメンバーの再編成を言い渡されているキントリは、これが“最後の事件”と肝に銘じ、一丸となって峰岸の取り調べに挑むが……という展開だった。

テレビ 最新記事