女優の杉咲花さんが「第26回日本映画批評家大賞」の助演女優賞を受賞し、16日に東京都内で開かれた授賞式に出席した。映画「湯を沸かすほどの熱い愛」で共演した宮沢りえさんについて「(役だけでなく)本当のお母ちゃんとして存在して……。(宮沢さんが)カメラに映ってないときもすごい熱量で受け止めてくださって。それに救っていただいた」と明かしていた。
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10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
杉咲さんは、自身の演技について「反省点はいくつもあったのですが、あのときに自分のできる精いっぱいを出し切れました。全ての方のおかげ」と感謝の言葉を述べた。また中野量太監督について「宮沢さんと(役だけでなく)本当に親子のような関係になってほしいと言われて、現場に入るまで毎日連絡を取り合ったりとか、今までにしたことのないようなアプローチの仕方で役に近づける環境を作ってくださった」と話した。
「日本映画批評家大賞」は、故・水野晴郎さんを発起人として1991年にスタートした映画評論家が選ぶ映画賞。実写部門のダイヤモンド大賞は樹木希林さん。「湯を沸かすほどの熱い愛」は、杉咲さんの助演女優賞に加え、作品賞、中野監督の監督賞、宮沢さんの主演女優賞と“4冠”に輝いた。
実写部門の受賞者は以下の通り(敬称略)。
作品賞:クロックワークス「湯を沸かすほどの熱い愛」▽監督賞:中野量太「湯を沸かすほどの熱い愛」▽主演男優賞:小林薫「続・深夜食堂」▽主演女優賞:宮沢りえ「湯を沸かすほどの熱い愛」▽助演男優賞:東出昌大「聖の青春」▽助演女優賞:杉咲花「湯を沸かすほどの熱い愛」▽新人賞(小森和子賞):高畑充希「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」▽新人賞(南俊子賞):岩田剛典「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」
新人監督賞:小路紘史「ケンとカズ」▽ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):奈良岡朋子、小松政夫▽ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):樹木希林▽ドキュメンタリー賞:日比遊一「健さん」▽編集賞(浦岡敬一賞):穗垣順之助「ちはやふる」▽特別賞:岩波ホール、佐藤忠男▽脚本賞:西川美和「永い言い訳」▽映画音楽賞:加古隆「エヴェレスト 神々の山嶺」▽撮影賞:北信康「エヴェレスト 神々の山嶺」
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