米マーベル・コミックを題材に、銀河のはみだし者たちの活躍を描くSFアクション映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(ジェームズ・ガン監督)が12日からTOHOシネマズスカラ座(東京都千代田区)ほか全国で公開される。2014年に公開された前作に続く第2弾。なりゆきで結成されたチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”が、前作以上の激しいバトルを繰り広げる一方で、主人公の父を名乗る男が現れたり、前作で大木だった樹木型ヒューマノイドが身長25センチの小さな木として復活し大奮闘したりと、熱くて愉快、そして泣ける物語が展開する。
ウナギノボリ
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ピーター・ジェイソン・クイル(クリス・プラットさん)やガモーラ(ゾーイ・サルダナさん)らガーディアンズのメンバーは、小遣い稼ぎのために請け負った仕事をきっかけに、黄金の惑星“ソブリン”の無敵艦隊から総攻撃を受ける羽目に。そんな彼らを救ったのは、エゴ(カート・ラッセルさん)と名乗る男。「自分はピーターの父親だ」と言うのだが……というストーリー。
シリーズ2作目にしてクイルの父親が現れたのには驚いたが、心を奪われたのはアライグマのロケット(声:ブラッドリー・クーパーさん)の懸命なお世話で見事に蘇ったベビー・グルート(声:ビン・ディーゼルさん)の愛らしさ。それは、冒頭のバトルシーンから全開。ピーターたちの苦闘をよそに、つぶらな瞳をキラキラさせ、音楽に合わせて踊る姿は胸キュンもの。ピーター育ての親ヨンドゥ(マイケル・ルーカーさん)もいい味を出している。まさか彼絡みのエピソードで落涙させられるとは思わなかった。
日本語吹き替え版では、前作に続きピーターを声優の山寺宏一さん、ロケットをお笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次さん、ベビー・グルートを俳優の遠藤憲一さんが担当。今回初登場のマンティス(ポム・クレメンティエフさん)の声を元AKB48の秋元才加さんが演じている。(りんたいこ/フリーライター)
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