話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、歌舞伎をテーマとした人気小説が原作の「カブキブ!」です。音楽プロデューサーを務めるポニーキャニオンの三輪靖史さんに作品の魅力を語ってもらいました。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
最初にアニメの企画書を読んだ時、高校生×歌舞伎×部活というありそうでなかった組み合わせにドキドキした覚えがあります。実際に本を読んで、青春の匂いのある物語だなと感じました。
最初の企画書でドキドキしたのは、音楽で面白いことができそうだなと思ったからなんです。劇伴は、本編がキッチリとした青春物語なので、美しいメロディーが書ける方、何度か作品をご一緒させていただいている横山克さんにお願いをしました。
オープニングは下野紘さんに青春感あふれる楽曲をご提供いただいたので、エンディングは振り切ってみようかなと(笑い)。アンダーグラウンドで歌舞伎活動をしていた彼ら、カブキブロックスに声を掛けてみました。そうしたら、思いのほか皆、乗り気になってくれて(笑い)。結果的にミュージックビデオまで撮影してしまいました。
横山克さんに上げていただいた楽曲がどれも素晴らしくて、毎回デモを聴きながらニヤニヤしていました。うれしかったですね。大変だったことは、カブキブロックスのメンバーは、部活以外にもそれぞれ活動しているため、多忙でして(笑い)。いわゆる通常のミュージックビデオの半分くらいの時間でPV撮影したことでしょうか。結果的に限られた時間内でメンバー、スタッフ全員がアイデアを出して、作り上げた映像はインパクトのあるものに仕上がったと思います。ノリノリのカブキブロックスが歌うミュージックビデオを、ぜひフルサイズで見てほしいですね。
個人的に阿久津新が好きなので、彼に注目していただけると……! ちなみに、5月17日に発売されるカブキブロックスが歌う「お江戸‐O・EDO‐」の2曲目には、第1話で披露された逢坂良太さんが演じる阿久津新がボーカルを担当するバンド「Brilliant Imitation」による「愛は残酷なロンド」が収録されております。テレビオンエア版との歌や演奏の違いも聴きどころだったりします。
カブキブロックスへのご意見、商品化、取材、出演依頼などのご相談、お待ちしております……!
ポニーキャニオン 音楽プロデューサー 三輪靖史
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