AKB48小嶋陽菜:涙の卒コンもミラノへ直行 「ばいばーい」

卒業コンサート「こじまつり~小嶋陽菜感謝祭~」に登場した小嶋陽菜さん(前列)(C)AKS
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卒業コンサート「こじまつり~小嶋陽菜感謝祭~」に登場した小嶋陽菜さん(前列)(C)AKS

 アイドルグループ「AKB48」の小嶋陽菜さんが22日、国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)で開催された自身の卒業コンサート「こじまつり~小嶋陽菜感謝祭~」に登場。アンコールで涙ながらに“AKB愛”を語ったものの、巨大な風船の気球に乗ってアンコール最後の曲「ハート型ウイルス」を歌うと、「私、時間がないの。今から(イタリアの)ミラノに行ってくる。ばいばーい」と言い残してリムジンに乗り会場を後にし、残ったファンとメンバーをざわつかせた。関係者によるとミラノへは仕事で向かったという。

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 アンコールの1曲目「夕陽を見ているか?」で、ウエディングドレスを思わせる白いドレス姿のまま“空中ブランコ”に乗って姿を見せた小嶋さんは、あいさつで「いつでも卒業できる。そう思っていたのに、いざとなるとなかなかできなくて……」と声を詰まらせ「1期生のあっちゃん(前田敦子さん)、まりちゃん(篠田麻里子さん)、ともちん(板野友美さん)、たかみな(高橋みなみさん)の卒業を見送ってきました。みんなの背中を見ながら『どうしても私は卒業しないんだろう』と思っていました。その理由が今わかりました。私はAKB48が大好きです」と涙ながらにAKB48への愛を語り、約1万2000人のファンから拍手を浴びていた。

 この日はグループの現役メンバーが124人、卒業メンバー18人が駆け付けた。コンサートの1曲目は「スカート、ひらり」で、小嶋さんをはじめ、同グループを卒業した前田さん、大島優子さん、篠田さん、板野さん、高橋さんと、現メンバーの渡辺麻友さんの「神7」が約1年ぶりにそろった。歌い終わると小嶋さんは「この曲を神7で歌いたかった。私満足なの」とおどけ、笑いにつつまれた。

 その後も小嶋さんはアンコールを含めた32曲のうち30曲に登場。大島さんや前田さんらとそれぞれ2人だけで歌うシーンもあり、ファンからはどよめきが起きていた。また昨日の「こじまつり~前夜祭~」に続き、高橋さんと1期生の峯岸みなみさんの3人組ユニット「ノースリーブス」も“復活”した。卒業コンサートは小嶋さんが自らセットリストを組んだもので、メンバーから「(コンサートに)感動した」と絶賛されて、小嶋さんは笑顔で「よかった?」と軽く返したため、「(言葉が)軽いんですよ!」と突っ込まれていた。

 小嶋さんは、1988年4月19日生まれ、埼玉県出身の28歳。「こじはる」の愛称で知られるグループ1期メンバー。2016年6月に行われた「第8回AKB48選抜総選挙」の開票イベントで、グループ卒業を発表した。29歳の誕生日となる4月19日に、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われる劇場公演でグループから卒業する。

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