ジャンポケ太田:マスターズレスリング全国制覇 流血の勝利に妻・近藤千尋も涙

レスリングの大会「第16回全日本マスターズレスリング選手権大会」のフレッシュマンズの部58キロ級で優勝した「ジャングルポケット」の太田博久さん
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レスリングの大会「第16回全日本マスターズレスリング選手権大会」のフレッシュマンズの部58キロ級で優勝した「ジャングルポケット」の太田博久さん

 TBS系バラエティー番組「炎の体育会TV」2時間スペシャルが18日に放送され、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久さん(33)が、今年1月に行われたレスリングの大会「第16回全日本マスターズレスリング選手権大会」の「フレッシュマンズの部」58キロ級で優勝したことが分かった。太田さんは3位以内の入賞者が対象となるレスリング日本代表に選出され、今後行われる海外遠征や国際大会に出場する権利を獲得した。

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 太田さんは同番組の企画で、30歳以上で社会人からレスリングを開始した選手が出場できる「フレッシュマンズの部」の58キロ級に出場。妊娠8カ月(大会時点)の妻でモデルの近藤千尋さんが見守る中、1回戦を48秒でフォール勝ちすると、2回戦も豪快なタックルを決めるなど終始相手を圧倒した上でフォール勝ち。準決勝もフォール勝ちで決勝進出を決めた。

 3試合連続で1ポイントも取られない圧倒的な強さで勝ち上がった太田さんだったが、決勝戦では1ポイントを先制される展開。古傷だという首と肩を痛めながらも試合を続行し、2ポイントを奪い返して逆転すると、今度は左ひざの関節も痛めながらもポイントを奪取。しかし、さらに頭同士のバッティングで流血するも立ち上がり、満身創痍(そうい)の状態で試合を再開すると、最後まで攻め続け勝利した。

 試合後、太田さんは「奥さんの前で戦ったりとかはあんまりなかったので、ずっと支えてくれたので、どうしても優勝をプレゼントしたかったです」とコメント。涙で試合を見守っていた妻の千尋さんも「この人と結婚してよかった」と再び涙ぐんでいた。

 太田さんは同大会に優勝したことで全日本マスターズレスリング連盟が規定する海外遠征や国際大会に日本代表として出場する権利を獲得。今後は、35歳以上が出場できる「世界ベテランズ選手権大会」での優勝を目指すといい、どの国際大会に出場するかはこれから決めていくといい、番組の最後には「『炎の体育会TV』から初めての世界チャンピオンになりたいと思います」と意気込んだ。

 なお、1年間にわたって練習を積んできたお笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰さんは、76キロ級に出場したものの、まさかの初戦敗退。試合開始40秒で10ポイントを取られテクニカルフォール負けという悔しい結果に終わった。試合直後の春日さんは「いまいち状況を受け止めきれていない。悔しいというところまでまだいってない」とぼうぜんとした様子で語っていた。

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