第59回グラミー賞:主役はアデル! ビヨンセとの“一騎打ち”制し5冠 追悼ステージで歌い直しに謝罪も

「第59回グラミー賞」で5冠に輝いたアデルさん  Getty Images
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「第59回グラミー賞」で5冠に輝いたアデルさん Getty Images

 世界最高峰の音楽賞「第59回グラミー賞」の授賞式が13日(現地時間12日)、米カリフォルニア州ロサンゼルスの「ステープルズ・センター」で開催され、英国出身の歌手、アデルさんが主要3部門を含む、最多タイとなる5冠を達成した。

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 今回は米国出身の歌手、ビヨンセさんがアデルさんと同じく「年間最優秀レコード」「年間最優秀アルバム」「年間最優秀楽曲」の主要3部門を含む、最多9ノミネートされ、授賞式では2人の一騎打ちが予想されたが、アデルさんが「年間最優秀レコード」「年間最優秀アルバム」「年間最優秀楽曲」の全てを制し、そのほか「最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)」[最優秀ポップ・ボーカル・アルバム」を受賞。「最優秀ロック・ソング」「最優秀ロック・パフォーマンス」など5部門を受賞した故デビッド・ボウイさんと並ぶ、最多5冠を達成した。

 アデルさんはステージ上でも印象的なパフォーマンスを披露。トップバッターとして「Hello」を力強く歌い上げ、会場にスタンディングオベーションが起こると、衣装をチェンジし、昨年12月に亡くなった同郷の歌手、ジョージ・マイケルさんの追悼ステージ
にも登場。マイケルさんの代表曲「Fastlove」をまさかの歌い直しをし、自分をなじる一幕もあったが、会場からは温かな拍手と歓声が送られた。

 アデルさんは目に涙を浮かべ、複雑な表情を見せたが、受賞のスピーチでは「最初に(自分をなじった際に)汚い言葉を使ってしまったことをおわびします」と謝罪し、会場からまたも温かな拍手と歓声が沸き起こった。

 一方、ビヨンセさんは「最優秀ミュージック・ビデオ」「最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム」を受賞したのみだった。それでも双子を妊娠中ながら、ふっくらとしたおなかを全体がシースルー状になった黄金に輝くスパンコールドレスに包み、グラフィック映像をふんだんに取り入れた幻想的で神々しいステージを展開し会場を魅了した。

 「第59回グラミー賞授賞式」の模様はWOWOWプライムで生中継(同時通訳)され、現地のスタジオにはゲストとして、ダニエル・パウターさん、カスケイドさん、レイ・パーカーJr.さん、ウィーザー、オーケー・ゴー、メガデスらが登場。字幕版はWOWOWライブできょう13日午後10時から放送される。

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