人気気バスケットボールマンガ「黒子のバスケ」が原作の劇場版アニメ「劇場版 黒子のバスケ LAST GAME」(多田俊介監督、2017年3月18日公開)の新キャラクターの声優として緑川光さん、稲田徹さんが出演することが5日、明らかになった。二人が演じるのは、米国の最強ストリートバスケットボールチーム・ジャバウォックのメンバーで、緑川さんは非道で魔術師(マジシャン)と呼ばれるナッシュ・ゴールド・Jr.、稲田さんは“神に選ばれた躰(からだ)”を持つジェイソン・シルバーを演じる。また、黒子テツヤや火神大我のほか、赤司征十郎ら「キセキの世代」による“ドリームチーム”やナッシュ・ゴールド・Jr.、ジェイソン・シルバーが描かれた新たなビジュアルも公開された。
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緑川さんは「やはり人気作品に参加するプレッシャーはありますよね。メインメンバーの結束も強いでしょうから、立場的にそれに負けないようにしなければとアフレコに臨みました。いい緊張感で楽しんでお仕事できました。自分の演じたキャラは、“THE 悪役”的なヤツだったので、イヤなヤツ感が出るよう頑張って演じたので、どうぞ嫌ってくださいませ(笑い)。悪いヤツを懲らしめてこそ、いいものが輝くと思いますので」とコメントを寄せている。
稲田さんは「劇場版の敵キャラということなので、とにかく強く、恐く、大暴れしてやろうと。普段はスポーツよりもバトル寄りな作品が主な俺ですが、バチバチに殴り合う以上の疲労感をこの映画で味わいました。収録後、声が出なくなったのは久々です」と話している。
また、赤司役の神谷浩史さんはアフレコについて「原作を連載で読んでいる時から『これは……どうやって再現するんだろうか? どうやって録るのだろうか?」と戦々恐々としていました。相変わらず緊張感の張り詰めたスタジオで、とても充実した時間を過ごすことができました! すべて録り終えることができて、今はホッとしています! 赤司くんは相変わらず面倒な人で、テレビシリーズでちょっとだけ仲よくできたので、今回は大丈夫かと思っていたのですが……。やはり彼は一筋縄ではいきませんでした。でも監督たちと相談して理解を深め、より赤司くんと仲よくなれた気がします!」と語っている。
「黒子のバスケ」は、08年12月~14年9月に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されたバスケットボールマンガで、影の薄さを武器にした黒子テツヤや米国帰りの火神大我ら誠凛(せいりん)高校バスケットボール部が日本一を目指して奮闘する姿が描かれた。テレビアニメが3期にわたって放送された。劇場版「LAST GAME」は、原作者の藤巻忠俊さんが監修し、「黒子のバスケ」の続編で黒子たちと米国チームの対決を描いた「黒子のバスケ EXTRA GAME」に新エピソードを加えた“完全版”となる。
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