マンガ家の永井豪さんが1日、自身のマンガを実写化した映画「CUTIE HONEY-TEARS-」(A.T.&ヒグチリョウ監督)の初日舞台あいさつに登場。映画にも出演している永井さんは「寒い日の撮影で、(主演の)西内まりやさんは本当に寒そうな格好だった」といい、「『なるべくいやらしい目で見てください』って監督さんの注文がありまして、どうすればいやらしい目になるのかって、工夫して頑張ったんですけど、何回も何回もやり直しさせられた」と明かした。
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また永井さんは、映画について「今回のハニーの企画は原作とは離れて、思いっきり違うアプローチをしたいということだったので、一切お任せして、私は何も口出していない」といい、「そのおかげでいち映画ファンとしてキューティーハニーを楽しんで見ることができました。本当に面白かったです。マンガと映画の違いとして、こうした思いっきりのいい、違うアプローチが正解なんじゃないかなって思いました」と映画の出来栄えに満足そうだった。
「キューティーハニー」は、「デビルマン」「マジンガーZ」を手掛けた永井さんのマンガで、1973年に「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載を開始。「空中元素固定装置」を内蔵した女性型アンドロイドの如月ハニーと、装置を狙う犯罪組織「パンサークロー」との戦いを描いた物語。人気を得てテレビアニメ化されたほか、庵野秀明さんが監督、佐藤江梨子さん主演で2004年に映画化もされた。
今回の実写「CUTIE HONEY-TEARS-」は近未来、富裕層が暮らす上層階と貧困層が暮らす下層階との二層に分けられた街を舞台に、人類最大の危機を救うため人間の感情を持つアンドロイドの如月瞳(西内さん)が下層階の仲間たちと力を合わせ、上層階で世界を支配する感情を持たないアンドロイドのジル(石田二コルさん)に戦いを挑む……というストーリー。
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