「1・2の三四郎」や「ホワッツマイケル」などで知られる小林まことさんの代表作の一つ「柔道部物語」が25年ぶりに“復活”し、「JJM 女子柔道部物語」として、「イブニング」(講談社)で9日発売の17号から連載を始めた。1996年のアトランタ五輪柔道女子61キロ級の金メダリスト・恵本裕子さんがモデルで、原作にも名を連ねる。小林さんは脚色・構成・作画を担当する。
ウナギノボリ
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「柔道部物語」は、1985~91年に「週刊ヤングマガジン」(同)で連載された柔道マンガ。柔道の素人だった少年・三五十五(さんご・じゅうご)が、高校の先輩にだまされて柔道部に入部させられるものの、類いまれな柔道センスを武器に急速に実力を付けて全国制覇を目指す……というストーリー。柔道部の経験がある小林さんが描いたこともあり、高校柔道部のリアルな世界、迫力のある技の仕掛け方などもあって人気を博した。
新作「女子柔道部物語」は、高校生で柔道を始め、失敗を繰り返しながらも10年足らずで金メダリストに上り詰めた恵本さんの柔道人生をモデルにした。雪の北海道・旭川の「女子柔道部」を舞台に、世界の頂点を目指す女子高生・神楽えもの成長を描く。第1話は1995年の世界柔道選手権大会の女子61キロ級1回戦からスタート。神楽えもが、世界選手権史上最短ともいえるわずか11秒で一本負けを喫するシーンから始まる。「柔道部物語」の主人公・三五十五と思われるキャラクターも登場する。
連載に合わせて、「はじめの一歩」の森川ジョージさんや、「BECK」のハロルド作石さん、「べしゃり暮らし」の森田まさのりさん、「ARMS」の皆川亮二さんら9人のマンガ家が、柔道にちなんだ応援イラストを描き、コメントを寄せている。
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