俳優の伊原剛志さん主演の「ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~」(テレビ東京系金曜午後8時)が22日スタートする。原宏一さんの小説が原作で、11月に移転する東京・築地の中央卸売市場を舞台に、伊原さん演じる素性が謎に包まれている食の天才のヤッさんが、東京に憧れ、IT企業に就職したものの流れ流れて宿ナシになってしまった青年・タカオと共に“食”を冒とくする“ハイエナ”たちを成敗する姿を描く。
ウナギノボリ
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キャストは、IT企業に就職したものの、流れ流れて宿ナシになってしまった青年・タカオを柄本佑さん、ヤッさんの過去を知る老舗そば屋の店主・橋田役を里見浩太朗さん、ヤッさんと懇意にする築地市場の仲買人で「築地食堂」も営む正一を上地雄輔さん、ヤッさんとは腐れ縁の新大久保・韓国料理店の女性店主オモニを板谷由夏さん、敏感な味覚を持つそば好きの女子高生ミサキを山本舞香さんが演じる。「アンフェア」「リーガルハイ」の稲田秀樹プロデューサーのテレビ東京移籍後初作品で、伊原さんは「『男はつらいよ』の寅さんのような、『孤独のグルメ』のような、今までにやったことのないような役」というように、毎回登場するマドンナとの淡い恋も描かれる。
第1話では、東京・銀座で路頭に迷っていたタカオが、宿ナシ無一文のヤッさんと出会う。確かな舌と食の知識で、“矜持(きょうじ)”ある生き方をするヤッさんにタカオは弟子入りし、行動を共にするようになる。タカオはフリーライターのミキ(佐々木希さん)から、ヤッさんとコンビで料理店を紹介する企画への協力を依頼される……という展開。第1話のマドンナとなる佐々木さん演じるミキ役は、ヤッさんを利用するため、タカオに色目を使うという役どころだ。
ゴールデンタイムの連ドラ初主演の伊原さんは、毎日走って一日3回、腕立て伏せ100回する役柄ということもあり、10キロ近く減量するなど役作りにも余念がない。さらに築地市場の最後のドラマロケとなり、場外の数々の名店も紹介され、食に関する知識も見どころだ。
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