女優の吉田羊さんが、10月からWOWOWで放送される「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」で連続ドラマ初主演を務めることが21日、明らかになった。米人気刑事ドラマ「コールドケース」の日本版で、未解決事件に挑む女性刑事・石川百合役を演じる吉田さんは「チャンスをいただけて、とても感謝をしております」と喜びつつ、「気負いはまったくなくて、チーム全員でヨーイドンで同じゴールへ向かって走っていくスタイルが心地よく、私らしい初主演作品になっていると実感しています」と語っている。
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「コールドケース」は、未解決殺人事件(通称コールドケース)の真相を解明する捜査チームの活躍を描いた刑事ドラマ。2003~10年に全7シーズンにわたって米CBSで放送されたほか、全世界で放送・配信され、人気を集めた。同作が米国外で制作されるのは初めてで、WOWOWの開局25周年記念企画として制作される。
日本版は神奈川県警が舞台で、映画化もされたドラマ「SP」の波多野貴文さんが監督を務め、映画「64-ロクヨン-」などの瀬々敬久さんらが脚本、スタジオジブリの劇場版アニメ「思い出のマーニー」の村松崇継さんが音楽を担当。撮影監督は怪獣映画「シン・ゴジラ」(7月29日公開)の山田康介さんが務め、全編4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)で制作。吉田さんが出演する迫力ある予告映像も公開された。
主人公・石川百合は、県警捜査1課の中でチームを引っ張る女性刑事。事件に関わる人々の心に深く寄り添い、未解決事件の真相を見つけ出していく……という役どころで、吉田さんは「絶対的な孤独を抱えている人ではありますが、それを抱えつつも乗り越えていて、でもその孤独があるからこそ同じ痛みを持つ人により深く関わっていける。心の近くに寄り添いながら共感できる“愛の人”だなと思いました」と説明。
日本版「コールドケース」の魅力については「日本人特有の繊細さと生真面目さ、そういうのがより色濃く描かれていて、繊細であることでより深く捜査対象者の心に寄り添える、そういう日本人ならではの丁寧さを感じる作品になっています」と語っている。
「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」はWOWOWで10月から放送。全10話。
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