俳優の池松壮亮さんと菅田将暉さんが7日、東京都内で行われたダブル主演映画「セトウツミ」(大森立嗣監督)の完成披露舞台あいさつに登壇。池松さんは今作について、「撮影期間が短くて。1週間ぐらいだったので、手ごたえもクソもないまま終わった」と率直に話して、大森監督を苦笑させた。
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一方で、完成した作品について、池松さんは「楽しんでもらえるんじゃないかという自信はある」と語り、観客に向けて「いい時間になればうれしいです」とアピール。撮影中、菅田さんとの仲も深まったようで、菅田さんから「池松くんは思っていたよりボケるんですよ。ボケることが好きな人で、突っ込むのが大変でした」と暴露されると照れ笑いを浮かべていた。
「セトウツミ」は、「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の此元和津也さんのマンガが原作。池松さん演じるクールな内海と、菅田さん演じるお調子者の瀬戸、関西の男子高校生2人の何気ない会話を中心に展開されている。7月2日公開。
「ケンカもない。部活もない。壁ドンもない。『しゃべる』だけの放課後」を描いた画期的な作品だが、ずっと川辺の階段に座って会話するシーンが続いたため、池松さんは「おしりが痛かったですね」とぽつり。「途中で(スタッフが)見かねて座布団を買ってきてくれたんですけど、100均のもの。あまりお金を使っていない映画でして、僕らも安い賃金で働いていたので。全然、(座布団の)効果がなくて痛かった」と恨み節で客を笑わせた。
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