昭和の歌姫、故・美空ひばりさんの「さくらの唄」の未発売音源が発見され、美空さんの誕生日となる5月29日にCDになることが明らかになった。価格は1204円(税抜き)。
ウナギノボリ
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「さくらの唄」は美空さんのシングルとして1976年7月1日に発売されたが、元々、作詩家のなかにし礼さんが実兄の借金を背負い込んだ後に歌詞を書き、その歌詞を見て内容を気に入った作曲家の故・三木たかしさんが曲をつけ、三木さん自身が歌い1970年にシングルレコードとして発表したのが最初。その存在を知ったTBSのドラマプロデューサーだった故・久世光彦さんが楽曲にほれ込み、ドラマ化を企画して、「さくらの唄」」を主題歌として美空ひばりにオファーしたのがきっかけだった。
今回、シングルを制作するため、今年2月初旬にマスターテープなどを確認したところ、別バージョンの音源を発見したという。カップリングは、なかにしさんと三木さんの楽曲「われとわが身を眠らす子守唄」を収録する。なかにしさんは「この曲がシングルとして発売されることは素直にうれしい。ひばりのレコーディングに立ち会ったとき、ひばりは本当にうまかった。三木は泣いて歌っていたが、ひばりはにっこり笑いながら歌う。慈愛の笑みで。そのほうがよく伝わった」と話している。
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