俳優の白石隼也さんと鈴木亮平さんがダブル主演する、吸血鬼と人類の死闘を描いた松本光司さんのホラーマンガ原作の実写映画のタイトルが「彼岸島 デラックス」(渡辺武監督)に決定し、特報映像とポスタービジュアルが18日、公開された。特報映像では、原作に1万回以上登場するとされる、登場人物の息づかいを表現した擬音の書き文字「ハァハァ」がちりばめられており、ポスタービジュアルでは宮本兄弟の兄・篤とみられるメガネをかけた人物や原作者が描き下ろした「ハァハァ」という文字、「ラスボスは兄。」というコピーなどが描かれている。映画は10月15日に公開される。
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約15秒の特報映像では、荒い息づかいに合わせて赤、青、黄色などカラフルな「ハァハァ」の文字がちりばめらているほか、「姫」と呼ばれる「邪鬼(おに)」が不気味に笑う姿などが収められている。終盤では「一緒に、ハァハァしよ?」という女性の声も流れる。
「彼岸島」シリーズは02年にマンガ誌「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載が始まったマンガで、行方不明になった兄を捜すために彼岸島を訪れた青年・宮本明は、その地を支配していた吸血鬼たちと戦う……という物語。現在は、明が日本列島を占拠した吸血鬼たちに戦いを挑むシリーズ最新作「彼岸島 48日後…」が連載されている。10年に映画化、13年にテレビドラマ化され人気を博した。「彼岸島 デラックス」は宮本明を白石さん、兄の宮本篤を鈴木さんが演じることが決まっている。
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