タレントの中川翔子さんが13日、東京都内で行われた舞台「ブラック メリーポピンズ」の公開ゲネプロ前の会見に登場。今回が初舞台となる中川さんは、役衣装の薄紫色のワンピース姿を披露し、「魂全裸で挑む勢いです。中川翔子を捨てて(役の)アンナを全力で生きたいと思います」と意気込みを表現。続けて、「(中川翔子を)捨てて生きるというのが新鮮で楽しいですね。中川翔子としては絶対にやらなかった、感情が暴走する役なので、ものすごく楽しいです」と語った。
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会見には中川さんのほか、共演する小西遼生さん、良知真次さん、上山竜治さん、一路真輝さんが出席。良知さんは、中川さんの稽古姿について「初舞台とは思えないぐらい段取りとか覚えるのが早かった。歌も歌声がきれいだったり堂々としているので逆に見ていて安心」と賞賛。中川さんは「稽古の時間、全部が初めてなので、覚えなきゃ、となっているとあっという間に時間が過ぎる」と感想を語った。また、中川さんは体を壊さないように自炊を始めたというエピソードも披露。「お弁当女子になって、女子力上がったじゃないか自分!と思っていたら、フタを開けてみたら全部腐っていた」と明かし、共演者の笑いを誘った。
「ブラック メリーポピンズ」は、韓国発の心理スリラーミュージカル。1920年代のドイツが舞台で、著名な心理学者グラチェン博士の豪邸で火事が起こり、家庭教師のメリー・シュミットが猛火の中からハンス、ヘルマン、ヨナス、アンナという博士の4人の養子たちを救い出す。だが、翌日メリーは失踪。それから12年が経過し、4人は博士によって書かれた手帳の存在を知る……という内容。
世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区)で14~29日に上演されるほか、兵庫県立芸術文化センター(兵庫県西宮市)で6月3~5日、福岡市民会館(福岡市中央区)で6月9日、愛知県芸術劇場(名古屋市東区)で6月17日に上演予定。
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