機動戦士ガンダム THE ORIGIN:池田秀一はエドワウ役に「正直疲れた」 

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の第3話「暁の蜂起」の上映会に登場した(左から)安彦良和総監督、潘めぐみさん、池田秀一さん、柿原徹也さん、前野智昭さん、石田匠さん
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「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の第3話「暁の蜂起」の上映会に登場した(左から)安彦良和総監督、潘めぐみさん、池田秀一さん、柿原徹也さん、前野智昭さん、石田匠さん

 アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の第3話「暁の蜂起」の上映会が8日、神奈川県民ホール大ホール(横浜市中区)で開催され、安彦良和総監督や声優の池田秀一さん、潘めぐみさんらが登場した。シャア・アズナブルとして身分を偽るエドワウ・マスを演じる池田さんは「前作の第2話では、エドワウ・マスという名前の青年を演じさせていただき、安彦さんの原作を拝読し、エドワウからシャアにつなげてみたいという希望があり、エドワウから演じさせていただきました。ただ、正直、第2話は疲れましたね……(笑い)」と明かした。

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 また、池田さんは「第3話でやっと我が家に春が来たような気がしています。37年間、シャアを演じさせていただいたのですが、エドワウとは仲良くできなかったんです。第2話のアフレコが終わって反省会をした時に、もう一度やらせてもらえないかと思っていました。そして、アムロの収録後に、実はもう一度アフレコをやらせていただきました。今回のシャアでもう20歳になりましたから、こっちのもんだなと……(笑い)。本作品でシャアは“僕”と言っていますが、いつの日か“私”になります。『THE ORIGIN』をもっともっとすてきな作品にしていきます」と話した。

 ガルマ・ザビ役の柿原徹也さんは「安彦さんのシナリオの作り方がしっかりと核があるので、小細工をする必要がないと(池田)秀一さんと話をさせていただきました。たった1日の収録でしたが、秀一さんには『君は“かきはらガルマ”を作りなさい』と言われました」とコメント。セイラ・マス役の潘さんは「セイラとしては1シーンのみの出演でしたが、前作に引き続き、お墓の前で悲しみに暮れていたんですが、今回は涙も出さず、兄の死にも動じず、なんだかニュータイプ的なのかな?と思い、演じさせていただきました」と語った。

 イベントでは、物語の舞台となるジオン自治共和国国防軍士官学校の入学式をイメージし、士官学校風のセットが作り上げられ、リノ・フェルナンデス役の前野智昭さんや第2話の主題歌「風よ0074」を担当した石田匠さんが登場した。

 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインや作画を担当した安彦良和さんの同名マンガを基に描くアニメシリーズ。第3話は、宇宙世紀0074年に、テキサス・コロニーを離れたエドワウ・マスが身分を偽り、シャア・アズナブルとしてジオン自治共和国国防軍士官学校に入学する……というストーリー。シャアは、同期となったザビ家の御曹司ガルマと親交を深め、次第に2人は学生たちからも一目置かれる存在になっていく。

 第3話は21日~6月3日に劇場でイベント上映され、5月28日に絵コンテ集などが付属するブルーレイディスク(BD)の初回限定版が発売。通常版のDVDとBDが6月10日に発売される。 

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