女優の波瑠さん主演のNHK連続テレビ小説「あさが来た」が2日に最終回を迎える。1日放送された最終週「柔らかい心」の155回では、玉木宏さんが演じるあさの夫・新次郎が、あさに看取られて最期を迎えた。“もう一人のヒロイン”と呼ばれる宮崎あおいさんが演じるあさの姉はつは、新次郎の葬儀に駆けつけ、久々に姿を見せた。25週連続で週間平均視聴率が20%の大台超えを記録。2002年放送の「さくら」の期間平均視聴率23.3%を超え、朝ドラ今世紀最高の期間視聴率記録も確実視されている大ヒット作がどんな結末を迎えるか、号泣必至の最終回の見どころは……。
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「あさが来た」は、京都の豪商の次女・あさ(波瑠さん)が大阪で炭鉱、銀行、生命保険などの事業を起こし、日本で初めての女子大学設立に尽力する姿などを描いている。あさのモデルは“明治の女傑”といわれた実業家・広岡浅子。朝ドラでは初めて幕末から物語がスタートしたことも話題になった。
155回では、病に倒れた新次郎が、ついに臨終の時を迎え、あさや娘の千代(小芝風花さん)、弟の榮三郎(桐山照史さん)、元番頭の亀助(三宅弘城さん)らに囲まれ、感謝の言葉を口にする。そしてあさの胸に抱かれ、2人きりになると「そばにいてるからな」とあさに語りかけながら一筋の涙を落とし、穏やかな最期を迎えた。多くの人々が駆けつけた葬儀では、姉のはつも駆けつけ、あさは気丈に振る舞うが、独りになると「何を見ても旦那(だんな)様を思い出してしまう……」と涙を見せる。そんなとき、天から一筋の雨粒が落ちてきて、あさは雨男の新次郎を感じたのか、振り出した雨に向かって手を広げる……という内容。
最終回で気になるところは、加野屋の奉公人としてあさを支え、亀助の妻となったふゆ役を13歳で演じた清原果耶(きよはら・かや)さんが、ふゆの娘ナツ役で待望の再登場をする。デビュー半年とは思えない存在感を発揮し、“ブレーク必至”といわれる美少女の姿は見逃せない。
そしてもちろん、あさの行く末だ。クランクアップの際、最終収録は通例だと報道陣に公開されるが、今回は異例の非公開となった。撮影終了時に波瑠さんは「涙は出たんですけど、撮了のシーンでも泣いていたので何で泣いているのか分からなくなりつつ、でもやっぱりこみ上げるものがあり、涙が流れていました」と涙腺が崩壊した事実を明かしており、視聴者も号泣必至の結末となりそうだ。
「あさが来た」はNHK総合(午前8時)などで放送。全156回。
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