東京グランド花月:よしもとの看板寄席が東京で定期開催へ ピース、タカトシ、新喜劇も

「東京グランド花月」定期開催初日の様子
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「東京グランド花月」定期開催初日の様子

 よしもとの看板寄席の東京版「東京グランド花月」が定期開催されることになり、29日、東京・池袋サンシャイン劇場で初日を迎えた。お笑いコンビ「ピース」や、お笑いトリオ「ロバート」など人気芸人たちが続々と登場し、満員となった800人の観客を楽しませた。

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 トップバッターを務めた「ピース」の綾部祐二さんは「ようこそ東京グランド花月へ。トップバッターの『芥川賞』でーす!」と、あいさつして観客の心をつかみ、シュールな漫才を繰り広げた。西川のりおさんと上方よしおさんがコテコテのギャグ満載の漫才を行い、落語家の月亭八方さんは「少ない時間で落語なんてできない。新喜劇がくるまでのつなぎですわ……」と文句を言いながら、軽快な口調で会場を沸かせた。

 COWCOWは漫才を披露したあと、観客の反応を待たずに「アンコールありがとうございます!」と、「あたりまえ体操」の新作「恋愛バージョン」を発表。タカアンドトシは「年明け早々、ビッグニュースが続きましたね……」と、キンタロー。さんの結婚から元プロ野球選手の清原和博容疑者の話題など、時事ネタをふんだんに取り入れた、きわどい漫才で、観客を爆笑させた。

 「吉本新喜劇 すっちー座長公演」も行われ、座長のすっちーさんが登場すると大歓声。本場大阪と同じようにアメをばらまいて観客を喜ばせ、客席から携帯電話の音が鳴り響くハプニングもネタにして、会場を沸かせていた。

 「東京グランド花月」は、漫才、落語、コント、吉本新喜劇などを行うよしもとの笑いを凝縮した寄席。トータルテンボスも出演した。今回の公演は31日まで開催され、4月以降の公演予定は、同社のサイトなどで発表される。

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