女優の広瀬すずさんが19日、東京都内で行われた映画「ちはやふる-上の句-」(小泉徳宏監督)の初日舞台あいさつに登場。小泉監督は映画の撮影当初の広瀬さんの様子について「人見知りらしくて、声が小さくて何を言っているか分からなかった。でも初日に“バン”って千早のようにハジけた。本物の女優が来たなと(感じた)」と振り返ると、「1年前はまだ16歳で本当の少女っていう年齢で、メジャーな映画の主演を張るって尋常じゃないプレッシャーだったと思うけれど、すぐ自分のものにした。いま1年前とは見違えるようで、僕は特別な瞬間に巡り会えた」と絶賛。さらに小泉監督が「(広瀬さんは)褒められると無視する」とちゃかすと、広瀬さんは「うれしすぎて、どういう反応したら……」と照れ笑いを浮かべた。
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「ちはやふる」は、末次由紀さんが2007年から女性マンガ誌「BE・LOVE」(講談社)で連載しているマンガが原作。主人公・千早が、転校生の新との出会いを通じて競技かるたの魅力に目覚め、幼なじみの太一らかるた部の個性的なメンバーたちとともにかるたに情熱を燃やす姿を描いている。映画は広瀬さんの初主演で、2部作として公開。後編の「下の句」は4月29日に公開予定。
舞台あいさつには広瀬さんのほか、太一役の野村周平さん、新(あらた)役の真剣佑さん、上白石萌音さん、矢本悠馬さん、森永悠希さんが登場。広瀬さんは「本当にここにいるみんなとの出会いが大きいなって、ずっと感じていて。撮影で笑顔って私の中では一番、難しいんですけど、リアルにできたと感じる瞬間がたくさんあった。こんな感覚は初めてでした」と共演者に感謝していた。
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