おかあさんといっしょ:人形劇を5年ぶり一新 ロボットが初のメインキャラに

「おかあさんといっしょ」の人形劇「ガラピコぷ~」のキャラクター。(左から)ムームー、ガラピコ、チョロミー
1 / 10
「おかあさんといっしょ」の人形劇「ガラピコぷ~」のキャラクター。(左から)ムームー、ガラピコ、チョロミー

 NHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」の人形劇が4月から約5年ぶりに一新されることが28日、分かった。同日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれた会見で、新たな人形劇「ガラピコぷ~」のキャラクターで、ウサギのチョロミー、オオカミのムームー、ロボットのガラピコがお披露目された。同番組の人形劇のメインキャラクターにロボットが登場するのは初めてという。

ウナギノボリ

 「ガラピコぷ~」は、大きな“ホシノキ”がある水と緑が豊かなしずく星を舞台に、ムスービ村に住んでいる活発なウサギの女の子・チョロミー、引っ込み思案なオオカミの男の子・ムームー、不時着してきた惑星探査ロボ・ガラピコの友情が描かれる。

 新キャラクターは多摩美術大グラフィックデザイン科卒業のひやまたつみさんがキャラクターデザインを手がけ、人形劇の脚本を劇団EXILEの作品などを手がける山中隆次郎さんが担当する。吉田仁美さんがチョロミー、冨田泰代さんがムームー、川島得愛さんがガラピコの声優を務める。

 会見で、番組を手がける廣岡篤哉プロデューサーは「ガラピコぷ~」について「世界が多様化、国際化する中で、どういう風に描くかを考えて企画を作っていった。宇宙設定は今までもいくつかありましたが、今回はよその星から流れ着いたロボットが出ることで異文化を描けていければと思います」と説明した。

 「おかあさんといっしょ」は、低年齢児の情緒や表現、言葉、身体などの発達を助けることを狙いとした番組で1959年にスタート。人形劇はこれまで「ブーフーウー」(1960~67年)や「にこにこぷん」(82~92年)や「ドレミファ・どーなっつ!」(92~2000年)、「ぐ~チョコランタン」(00~09年)などが放送され、11年からムテ吉やミーニャなどによる「ポコポッテイト」が放送されている。

 番組はNHK・Eテレで毎週月~土曜日午前8時ほかで放送。「ガラピコぷ~」は4月4日から放送される。 

写真を見る全 10 枚

テレビ 最新記事