チアリーダーの小池絵未さんが23日、WOWOWで生中継された北米プロバスケットボール「NBA」のダラス・マーベリックス対オクラホマシティ・サンダーの生中継にゲスト出演した。NBAに加え、アイスホッケーのNHL、アメリカンフットボールのNFLと米国3大スポーツでチアリーダーを務めた小池さんに、NBAの魅力に加え、本場のチア文化などについて聞いた。
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かつてアトランタ・ホークスのダンスチームの一員として活躍し、本場の熱気を知る小池さん。現在はニューヨーク在住で好きなチームは地元の「ニックス」といい、「ルーキーの(クリスタプス・)ポルジンギス選手がすごい活躍していて、ちょっとしたセンセーションが起こっている」とうれしそうに話す。そのほか注目選手はNBAタイ記録となる開幕15連勝を達成したゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリー選手で「3ポイントシュートがバンバン入ちゃってすごい。チャンピオンになった次の年って難しいんだけどチームは連勝続きで。どこが倒すんだろうって、とても興味がありますね」と語る。
「スポーツを生で見るのも応援するのも大好きだった」という小池さんは、高校を卒業すると米国のウエスタン・ケンタッキー大学に進学。「日本では(野球の)巨人のファンクラブに入っていたりしたんですよ。それで将来もっと(スポーツに)近いところで携わる仕事したいなって思って」と当時を振り返ると「進学した大学がバスケが強くて。地元にプロチームがない分、大学バスケがすごく盛り上がっていて、(バスケに)ハマってしまったんです」とも明かす。
それからはチアリーダーとしてNBAという世界最高峰の舞台で踊りたいという気持ちが日増しに強くなっていったという小池さん。米国スポーツ界におけるチアリーダーの存在を聞くと「社会のロールモデルというか、女性の一つの理想像」ときっぱり。「可愛いだけじゃなくてダンスもできて、知的じゃないといけない。ボランティアとかもやっていて。そういう“ステータス”があるんです」と語ってみせた。
一方で小池さんは「苦労もいっぱいあった」といい、「ある意味人種差別も経験しましたし、(所属チームのあった)アトランタは黒人の街でもあったので、踊るメンバーを決めるのも、ヒップホップを踊れる黒人の子が先に選ばれたり。そういう人種であったりとか、自分ではコントロールできない部分についてはいろいろと感じることはありましたね」と告白。さらに「オーディションも長くて大変だったし、やっと受かっても給料は小遣い程度。当時1試合で50ドルくらい。みんな別に本業を持っていて、休みがなかった。それでも続けられたのは、やっぱりそこが『憧れの舞台』だったからですね」としみじみ語る。
最後に小池さんのように夢をかなえるために必要なものを聞くと「私はつねにポジティブだったし、自分の中に自信もあった」と前置きし、「本当に夢をかなえたいという強い気持ちがあれば」とにっこり。「やっぱりみんな諦めちゃうと思うんですけど、諦めないで本当に『やりたい』って頑固にやり続けていけば、必ず夢はかないますんで」と力を込めた。
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