CESA:ソーシャルゲーム協会と来年4月合併 JASGA2年で消滅へ

会見に登場した(左から)CESAの富山竜男事務局長、鵜之澤伸会長、JASGAのDeNAの守安功共同代表、田中良和共同代表
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会見に登場した(左から)CESAの富山竜男事務局長、鵜之澤伸会長、JASGAのDeNAの守安功共同代表、田中良和共同代表

 テレビゲームの業界団体「コンピュータエンターテインメント協会」(CESA)とソーシャルゲームの業界団体「ソーシャルゲーム協会」(JASGA)は2日、東京都内で会見を開き、両団体の合併を正式に発表した。合併期日は2015年4月1日。CESAを存続法人とする。2012年末に誕生したJASGAは、発足からわずか2年で消滅することになった。

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 JASGAは2012年3月に誕生した、ソーシャルゲームの利用環境の向上を目的にグリーやDeNAで作る「6社連絡協議会」が前身。同年8月に消費者庁から指摘された「コンプガチャ」問題を受けて、11月に発足した。しかし発足会見では、グリーの田中良和社長が出席する一方、ライバル関係にあるDeNAの守安功社長が欠席していた。

 2日に開かれた両団体の総会で合併が承認された。会見には、JASGA共同代表の守安社長と田中社長がそろって出席。CESAの鵜之澤伸会長(バンダイナムコゲームス副社長)は「(JASGAがコンプガチャ問題に対応するため)対症療法的に始まったのは否めないが、しっかりと啓蒙(けいもう)活動をしていた」と説明。JASGAの守安共同代表は「合併で消滅するが、啓発活動などは多くをCESAに引き継ぐ。発展的解消といえると思う」とアピールした。

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