角川グループHD:完全子会社9社を吸収合併 社名はKADOKAWA レーベルは維持

角川書店やアスキー・メディアワークスが入る角川第3本社ビル
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角川書店やアスキー・メディアワークスが入る角川第3本社ビル

 角川グループホールディングスは28日、アスキー・メディアワークスやメディアファクトリーなどの完全子会社9社を吸収合併し、社名をKADOKAWAに変更すると発表した。同日の取締役会で決議したもので、6月22日に開催予定の株主総会で承認を受け、社名の変更は6月22日、吸収合併は10月1日に実施する。

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 吸収されるのは、角川書店、アスキー・メディアワークス、角川マガジンズ、メディアファクトリー、エンターブレイン、中経出版、富士見書房、角川学芸出版、角川プロダクション。角川グループHDを存続会社とし、9社は解散する。ただし子会社の社名はブランドとして残し、「電撃文庫」「MF文庫J」などの各社の書籍のレーベルも変えないという。

 角川グループHDの12年3月期の売上高は約1473億円、営業利益は約56億円、当期純利益は約36億円。これまでは独立採算を重視して事業を拡大したが、合併によりさらなる収益力の強化、海外進出を目指す。(毎日新聞デジタル)

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