日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)83」が31日に最終日を迎え、3日間の来場者数は55万人と10年冬の52万人を上回る冬のコミケの過去最高となった。最終日となる31日の来場者数は、昨年冬「81」から3万人増の21万人で、今年夏の「82」の最終日と並ぶ、過去最高の人出でにぎわった。コミケを運営する準備会は「初日と2日目が土日に重なり、参加しやすい日程だった」といい、「黒子のバスケ」の脅迫問題などもある中、「何より無事に終わり安心している」と話している。
ウナギノボリ
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コミケは、マンガや小説、ゲームソフトなどさまざまなジャンルの創作物を扱った同人誌の即売会で、75年から始まり、現在は夏と冬の年2回開催されている。
最終日の31日は、オリジナル・創作系の同人誌、同人ゲームなどを扱う約1万1500サークルが参加し、首都圏の通勤ラッシュのような状況になった。「シャッター前」と呼ばれる人気サークルの中には、購入希望者の列が1キロ以上でき、午前11時半には用意した同人誌が完売した。
またコスプレ広場では、アニメ化もされたマンガ「聖闘士星矢」に登場するよろい「聖衣(クロス)」を再現した「聖闘士(セイント)」のコスプレーヤーも出現し、来場者の注目を集めていた。企業ブースでは、最終日だけに商品が品切れになる企業も多く、講談社の「講談社ラノベ文庫」は、ポケットティッシュを配布してその中にミニ小説を入れた独自のプロモーションを展開していた。
次回のコミケ84は、13年8月10~12日に東京ビッグサイトで開催する予定。(毎日新聞デジタル)
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